７２.嵐の前の… ページ34
ボンゴレセッタンセッテ(７７)154ｰ155Pより
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骸君と不思議な空間で話し合った日から２週間程経った。
恭弥君が早々と退院したことに続いて、沢田綱吉君達も怪我が治り、続々と退院したときいている。登校もできているそうなので何より。
一方私の方は、４週間赤ちゃんにならなかった反動なのか、昨日まで丸３日赤ちゃんになってしまい恭弥君にお世話されてたが…それは置いといて。
――私と恭弥君は今、川原の広いグラウンドにいた。恭弥君はバッターボックスに立っていて、私は設置してあるベンチに座って見学。
山本武君が明日から始まる秋の大会に向けて最終調整がしたいと言うから、使用許可を出したのだ。ついでに野球部の練習を手伝ってくれと頼まれた為に此処にいるという訳。
こんな頼み事、最初は断ろうと思ったんだけど、黒曜中のおかげで並盛中の風評被害が残ってたから、｢大会で優勝して並盛中の名前を全国に轟かせる｣という条件の元、承諾した。
此処に到着してからというもの、野球部員が群れをなして練習していた為、無事に恭弥君に咬み殺される事件が起きたが、それ以外は何も問題はない。
｢ヒッ、ヒバリさんっ！？｣
この声は沢田綱吉君かな？
｢ああっ！カゼモトさんもっ！？｣
｢３日ぶりかな、沢田綱吉君｣
｢お久しぶりです！…じゃなくて！ヒバリさんとカゼモトさんが…どうして…？｣
どうやら沢田綱吉君を此処につれてきたのは、彼の隣にいる山本武君の仕業のようだ。ニコニコと私たちが此処にいる経緯を簡潔に説明して、聞いている沢田綱吉君の方は大声をあげて驚いてるようだけど…。驚くのも無理もない。
恭弥君は学校に関係しなければ、一個人の頼みなんてそこら辺の石ころ同然に興味無いのだから。
｢で、でもこれってやり過ぎなんじゃ…明日が試合だっていうのに｣
そんなことをもごもご言う沢田綱吉君の側まで接近する恭弥君。
｢問題ないよ｣
｢わっ！｣
｢全員咬み殺しただけだから。何の問題もない｣
｢そうだぜ、ツナ。皆一晩寝れば元通りだって｣
恭弥君と山本武君の放った理由を聞いた沢田綱吉君の表情は、困惑が見てとれる。
｢沢田綱吉…｣
｢！｣
｢キミも…練習するかい？｣
｢まさか、そのトンファーでノックとかの練習を…あっ、いや、てゆーか、オレは練習とかするつもり全然…｣
｢遠慮するなよ、ツナ。ヒバリもせっかくやる気になってるんだからさ｣
あ、群れた。
｢…咬み殺す｣
｢殺る気になってるーーっ！？｣
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
