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｢だ…大丈夫かな…？｣
｢心配すんな。超一流の医療班だ｣
｢みんな…｣
運ばれていく恭弥君や、沢田綱吉君と共に来た友人達に付き添って外に出た。
｢あ、あの…そういえば、カゼモトさん｣
大きめの広場に出た所で、運ばれていくお友だちを私の隣で心配そうに眺めていた沢田綱吉君は、何かを思い出したかのように私に話しかけた。
｢…どうかしたの？沢田綱吉君｣
｢オレ、骸と戦ってたから、ずっと聞けなくて疑問に思ってたんですけど…その鳥は…｣
沢田綱吉君の指差す方向は、私の頭を指している。たぶん彼の視線の先には、頭の上に乗ってる小鳥を見ているのだろう。
｢ああ、この子？私と恭弥君に懐いてくれてるみたいだから、家に連れて帰ろうと思って｣
頭の上にいる存在に｢おいで｣と声をかけると、肩に移動してくれた。
｢(バーズの鳥手懐けてる…！？)危険性とか、無いんですか…？｣
｢大丈夫じゃない？｣
ちょいちょいと指で小鳥の嘴を撫でると、嬉しそうにすり寄って来てくれる。いったい、こんな可愛い子の何処に危険性があるというのか。
｢良く懐いてるな。あのバーズの鳥を懐かせるなんてすごいぞ｣
｢あの、バーズとは？｣
リボーンさんから聞き覚えのない名前を聞く。
｢骸達と共にヴェンディチェの牢獄から脱獄した一人だぞ。ツナに倒されて、また捕まったと思うがな｣
その人もまた骸君達と同様に捕まった。と。
｢なら、この子はもう私たちのですね｣
｢え！？ど、どうしてですか？｣
｢この子にだって、飼い主を選ぶ権利はあります。バーズという方に見切りをつけたから、私と恭弥君に懐いてくれたんでしょう？｣
｢なるほど。そういう考えなら一理あるな｣
…
その後、沢田綱吉君は小言弾の影響により身体中が痛いとわめきだし、気を失った。
｢あまりの痛みに気を失いやがった。がっつり鍛えねーとな。でも９代目の指令はクリアだぞ｣
｢今回の事は本当にボンゴレが関わっていたんですね｣
｢そーだぞ。巻き込んじまって悪かったな｣
｢いいえ、骸君に久しぶりに会えたんです。気にしません｣
｢ありがてーな｣
｢よくやったな、ツナ。オレも家庭教師として…、眠い…ぞ｣
続けてリボーンさんも沢田綱吉君の隣で眠ってしまう。
しょうがない。
｢すみません、彼らも運んであげてください。並盛中央病院までお願いします｣
｢了解いたしました！｣
私は勿論、恭弥君の運ばれる車へ同乗する。
｢恭弥君も、ゆっくり休んでね｣
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
