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｢でも…オレだって…仲間が傷つくのを黙って見てられない…｣
｢だって…そこが、オレの居場所だから｣
｢ぐっ！｣
映画館の出入り口に人影があるのを見つけた。
｢あ！｣
｢医療班がついたな｣
｢な!!?｣
｢え！？犬君！千種君！骸君！？｣
しかし、リボーンさんの予想に反してこの部屋にたどり着いたのは、白衣を着た医者の方々ではなくて…首輪を持って顔を包帯で覆った、黒い帽子に黒い服の連中だった。
連中は首輪を犬君、千種君、最後に骸君と順にかけていく。
｢早ぇおでましだな｣
｢い…いったい誰！？｣
｢復讐者(ヴェンディチェ)。マフィア界の掟の番人で、法で裁けない奴等を裁くんだ｣
ヴェンディチェと呼ばれる彼らは、無抵抗の三人を無情にも引きずっていく。
｢ちょっ…、何してるんですか！？｣
｢やめとけ、ツナ｣
｢どうして骸君達が…｣
もしかして、禁弾といわれてる憑依弾を使ったから？でもそれなら、連れていかれるのは骸君だけのはず。あと考えられるとしたら…マフィアへの恨みで、善良なマフィアを殺してしまった。とか？
｢ああ…｣
｢やつらに逆らうと厄介だ…。放っておけ｣
｢お前がそこまで…、そんなにヤバイのか……？｣
どうしてこんなことに…。
あの時の私が骸君達から離れなければ、こんなことにはならなかった？
私が骸君達と一緒にいれば、彼らが善良なマフィアを殺すのを止められたのではないか。
骸君達から離れなければ、禁弾だって使用するのも止められた…？
いくつもの"もしも…"を考えて、堂々巡りをする私の頭の中は、考えないようにしていた後悔で埋め尽くされる。
それはつまり、私が彼らから逃げたことが結果としてこうなった…？
そっか、そういうことか。
…ごめんなさい。マフィアへの恨みを募らせていた貴方達の心を守れなかった。マフィアへの復讐で貴方達に行動を起こさせてしまった。
私だけ逃げてしまった。辛い現実から逃げたくて、日本でのうのうと生きてしまった。薄情な姉で本当にごめんなさい。
もうこんな私を姉として慕ってくれてた骸君達に、申し訳がたたないほど最低な…。
…私を許してくれとは言わないから、せめて、私に貴方達を思わせて。
｢あ、あの３人どーなっちゃうの？｣
｢罪を裁かれ罰を受けるだろーな｣
｢ば…罰って…？｣
｢さーな。だが、軽くはねーぞ。オレ達の世界は甘くねーからな｣
｢あれ、これ…｣
ふと、舞台にあるソファの上にキラリと光る物を発見する。
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おりひめ - このおはなしがだいすきですもういちどかいてください (2018年8月17日 20時) (
レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
おりひめ - つづきがきになりますかいてください (2018年7月29日 17時) (レス) id: 2de35fb714 (このIDを非表示/違反報告)
あーさん - はじめまして。あーさんです！コメントを返していただくときはあーだけでお願いします(あーさんさんになるため)すごくすごく面白いです！私的に最高の設定です！！これからの更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年7月28日 13時) (レス) id: 7272f6eb3f (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 楓 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: a468996f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2017年4月14日 18時
