３５.あの夢の話(３) ページ42
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本当、不思議だったな…
応接室のソファーに背を預け、胸元にある銀色のおしゃぶりを見つめる。
｢呪い…赤ちゃんになったもんな｣
呪いの事はわからないが。ついこの間、赤ちゃんになってしまったので、夢でも本当だった。
｢…何してんの。それ、何？｣
｢ふぁっ！？…あっ、恭弥君!？｣
突然右側から声をかけられ、手に持っていたおしゃぶりを落としてしまう、が直ぐ首からぶら下がる。手で隠しながら右側を向くと、その場には恭弥君。
｢な、なんでもないよ！気にしないで！｣
｢うそ。呪いとか赤ん坊って、言ってたから。
…それと関係あるんでしょ｣
そう言った恭弥君が指を指したのは、私が手に隠してる物。
き、聞かれてた…！一人言のつもりで呟いただけなのに！しかも…なんでこれと関係があるって気付くの!？
｢み、見てた？｣
｢…見てたし。聞いた｣
私が問いかけると、恭弥君は頷いた。全部バレたなら話すしかない、か。
｢…わかった、全部説明する。恭弥君、聞いてくれる…？｣
｢…うん、聞いてあげる｣
私の隣に座って聞く姿勢の恭弥君にお礼を言ってから、話しだす。
あの、夢だったような。現実だった夢。
チェッカーフェイスと言う人に貰った"おしゃぶり"の事。どうして私が渡されたのか。
呪いの事や…寝ている間に赤ちゃんになってしまった事全部。
信じられないような、夢の話をした。
"気持ち悪い"と言われても"化け物だ"と言われても。
どうしようもない。
｢ふーん…それで？これから、どうするの？｣
――どうするって…何？
｢なんで？…私が気持ち悪く無いの!？ずっと生き続ける、化け物になったんだよ!？
…もう、恭弥君と一緒にいられないよ…｣
いつか離れる覚悟は出来てたけど、…耐えきれずに涙で視界がぼやける。恭弥君の方を見れない。
｢はぁ…。君は、誓ったあの時から僕のものだろ。君がどんな姿になろうと、僕の側にいないと許さないから。それに、呪いだって君の為なら解いて見せるよ｣
｢だから、落ち着いて｣と正面から抱き締めてくれる。
…温かい。
｢…うん。絶対恭弥君の側にいる。約束する！｣
｢ん、…絶対だよ｣
私と約束した恭弥君は、私から離れ。｢あ…｣と呟き、何か閃いたご様子。
｢…それを持っている赤ん坊が、他にもいるって事だろ？目印がそれなら、いつか…勝負したいな｣
｢うん。見つけたら教えてあげるね！｣
(リボーンさん以外、知らないんだ)
(ふーん、じゃあ余計に楽しみだ)
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4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» Fight!（ ・∀・）b (2017年3月18日 22時) (
レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - 有り難き幸せに存じますっ！コメントしてくださったのが、4もぎもち様が初めてで！今はもう、スマホに向かって土下座をしているであります(ｷﾘｯ）何と有難いことか！この三日間で続編行けるよう頑張りますφ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 14時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» もちろん更新するたびに読ませていただきます!!( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2017年3月18日 14時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - そう言って頂けて、本当に有難いです！私の中で恭弥君は、主人公ちゃんだけに優しい、可愛い←、かっこいいの三拍子で書いております！そして、4もぎもち様にこれからも読んで頂けるように頑張ります！φ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 9時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - かりあ、ツーさん» 毎回楽しく読ませていただいております!恭弥くんむちゃ優しい…!!(≧∇≦)b (2017年3月18日 2時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2016年9月19日 22時
