３３.あの夢の話 ページ40
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今は恭弥君が見回りに出ている時間。
だから、この応接室には私しかいない。
首から小さな袋ごとぶら下げているものを胸元からだす。その袋を外すと中から出てきたのは、赤ちゃんが持っているであろう小さな銀色の塊。
そう"おしゃぶり"。
なぜ私が持っているのか、改めて思い出してみようと考える。
きっかけは…あの夢だった。
ー
｢あれ、ここって…何処だっけ｣
見回すと、回りは真っ暗で何も見えず、足元には、黒と白でチェック柄になっている床だけだった。
｢！……誰？｣
｢やあ、はじめましてだね。風本A君｣
｢なんで…私の名前を？｣
気配がしたのは目の前なのに。真っ暗だから誰がいるのかわからない。
その声の主は、私の名前を知っていた。
｢これでは会話が出来ないね。すまない｣
その声と同時に私にスポットライトがあたる。眩しくて一瞬目を瞑ったが、すぐに慣れた。
目の前には、鉄仮面のような物を被った人が立っていた。
｢貴方は…誰ですか？｣
｢そうだな、私は"チェッカーフェイス"とでも、名乗って置こうか｣
｢チェッカーフェイス…さん。何故…私を此処に？｣
貴方はどんな人なのか。どうして夢で会えているのか。疑問が尽きない。
｢君に渡すものがあってね。君が一番、適任だったからだ｣
｢これだ｣と言って渡して貰ったのは透明な"おしゃぶり"だった。あの、リボーンさんが着けているのと同じ物のようだ。
｢…君を、こんな辛い目にあわせて本当にすまないと思っている。…呪いを掛けなくてはいけない。風は"不老不死"の呪いだ｣
不老不死…？
｢君はこれから先…老いることも、死ぬことも、無いだろう｣
｢呪い。…私以外では駄目なのですか？どうして私が!？なんで！！…あっ、…すみません｣
声を荒げて、自分の置かれた状況を理解した。もう、逃れることの出来無い運命なのだ…と、わかった。
｢いいや、君の反応は正しい。…さっきも言ったのだが、君が一番の適任者なんだ｣
どうして私が適任者なのか、答えてくれた。
理由は３つ。
１つ、凄く希少な風の炎というものを、この身に宿しているから。
２つ、その炎の純度が限りなく高いから。
３つ、風の炎を宿している誰よりも、"おしゃぶり"を守る戦闘力があるから。
他に風の炎を宿している人は…
病にかかっているか、すでにこの世にいないか、それか…私の戦闘力の足下にも及ばない人か、らしい。
ーー
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» Fight!（ ・∀・）b (2017年3月18日 22時) (
レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - 有り難き幸せに存じますっ！コメントしてくださったのが、4もぎもち様が初めてで！今はもう、スマホに向かって土下座をしているであります(ｷﾘｯ）何と有難いことか！この三日間で続編行けるよう頑張りますφ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 14時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» もちろん更新するたびに読ませていただきます!!( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2017年3月18日 14時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - そう言って頂けて、本当に有難いです！私の中で恭弥君は、主人公ちゃんだけに優しい、可愛い←、かっこいいの三拍子で書いております！そして、4もぎもち様にこれからも読んで頂けるように頑張ります！φ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 9時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - かりあ、ツーさん» 毎回楽しく読ませていただいております!恭弥くんむちゃ優しい…!!(≧∇≦)b (2017年3月18日 2時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2016年9月19日 22時
