２８.入院(３) ページ35
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恭弥君の眠っている病室で、突如始まった恭弥君主催のゲーム
"物音を立てて僕を起こしたら咬み殺す"と言う、何とも一方的なルールである。
この間にも誰も声を発していない。
私は恭弥君のベット近くに置いている椅子に、音を立てず座った。
その時、小さく扉が開き、隙間からは中華服を着ている子、アフロヘアーで角(？)をつけている子の二人が見えた
｢(しーー！！声出すなーー！！)｣
沢田綱吉君は、牛のような子が声を出すのを必死に抑え。ジェスチャーで静かにしてほしいと伝えようとしている…
｢どかん？｣
だが、牛のような子は何故か誤解し、何かを頭のアフロから出して、留め具を引き抜いた。
あれは…？
考えているうちに沢田綱吉君は咄嗟に牛のような子を、抱き抱え松葉杖で走っていく
その数秒後…以外と大きな爆発音が聞こえてきた
さっきのって…手榴弾…？え、今頃の子供ってあんなモノ持ってるの？怖いわ…
恭弥君に目を向けると、今の音は大丈夫だったらしくまだ眠っているようだ。
しばらくすると、また沢田綱吉君が慌ただしく駆け戻って来る。駆けて来た沢田綱吉君は、急いで中華服の子を抱え、また走り去って行く。
また数秒後、さっきとは比べ物にならないくらいの大きな爆発音が聞こえてきた。
その爆発は病院の近くからなのか、病院に揺れをもたらし、天井の破片が降ってくる
｢ひっ、…怖っ…｣
｢…(パチッ｣
｢あ、恭弥君…ごめんね起こしちゃった？｣
恭弥君は、｢違うな。Aじゃない｣と言ってくれた後…ベットから立ち上がり、トンファーを構えて行ってしまった。
ー
多分沢田綱吉君を咬み殺して来たんだろう。少し満足気な顔をしている…
｢A、ただいま。さて…もう家に帰ろうか｣
｢…え？でも、風邪は大丈夫なの？｣
｢大体治ったしね…それに、まだ看病してくれるんでしょ？｣
｢どうなの？｣とでも言うように私に聞いて来る恭弥君。まあ…嫌って言われても看病するつもりだったし、大丈夫かな
｢わかった…帰ろうか、恭弥君。でも、まだ今日だけは休んでてね？｣
｢わかった｣と言う恭弥君は、家に帰る気満々で着替えはじめる。
私はそんな恭弥君に背を向けて、荷物をまとめ始めた…
ー
(ヒバリさんに｢Aを怖がらすな｣って言われて咬み殺された…)
(災難だったな。それだけアイツにとって大事なヤツなんだ。わかってやれ)
(そうだよな〜…痛っ…)
ーー
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4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» Fight!（ ・∀・）b (2017年3月18日 22時) (
レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - 有り難き幸せに存じますっ！コメントしてくださったのが、4もぎもち様が初めてで！今はもう、スマホに向かって土下座をしているであります(ｷﾘｯ）何と有難いことか！この三日間で続編行けるよう頑張りますφ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 14時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» もちろん更新するたびに読ませていただきます!!( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2017年3月18日 14時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - そう言って頂けて、本当に有難いです！私の中で恭弥君は、主人公ちゃんだけに優しい、可愛い←、かっこいいの三拍子で書いております！そして、4もぎもち様にこれからも読んで頂けるように頑張ります！φ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 9時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - かりあ、ツーさん» 毎回楽しく読ませていただいております!恭弥くんむちゃ優しい…!!(≧∇≦)b (2017年3月18日 2時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2016年9月19日 22時
