過去のこと…(番外編１-２) ページ24
続き
微妙にシリアス
ー
何かを思いつき、決心した顔の少年。少年の言葉に困惑した表情の少女
数分間見つめあった後、少女が口を開いた
『でも…貴方や、貴方のお母さんとかに迷惑が…』
『迷惑じゃないし、親なんていないよ。僕が産まれてすぐに、死んじゃったらしい。まぁ、気にしてないけどね…それに…』
少年は話の続きを言おうとすると、すぐに口を閉じた。なぜか、耳がほんのりと赤く染まっていた
『それに…？』
『ううん、なんでもない…それで？君はどうするの。僕の所に来る？それとも、宛もなくここにいるの？』
少女は続きが気になるようだったが、少年は言わず、少女の選択を気にしていた
『一人は寂しくて…生きていけないの…』
やっぱり、この少女は寂しいと死んでしまう子兎(小動物)のようだ、と少年は思う。
そして心の中で…この少女を守りたい、とまで思うようになっていた
『僕は、親がいなくても一人でも生きていくと決めたんだ。親なんかに縛られず…自由にね。でも…君がいれば、一人じゃなくなる。僕も、君もね』
『！…やっぱり迷惑なんじゃ…？』
少年は、迷わず言葉を紡ぐが、少女はその言葉であらぬ誤解をしてしまう
『違うよ、一人でもって言ったんだ。君が来れば僕も。僕がいれば君も。一人じゃない。
僕と生きよう！君を独りぼっちに出来ないから…』
少年は顔が熱いのをわかっていて。これは夕日のせいだ、と心の中で否定するも、少女の眼差しに胸がキュンとする。
だが、少年が勇気を出して言った言葉だ、緊張もする。少女に差し出した少年の手も震えていた。
『…わかった、貴方と一緒に生きたい！』
その時の少女は、始めて、少年の前で幸せそうに笑った
そして"二人"で少年の家に向かった
『そうだ、名前何て言うの？僕は雲雀恭弥だけど…好きに呼んで、君は？』
『お母さんが使ってた風本、と私の名前…Aって言うの。よろしくね、…雲雀君？』
そのまま首を横に傾けるA、それを見て雲雀少年は絶句する。可愛い過ぎてその場で立ち止まり、物凄い速さで俯き、真っ赤な顔を両手で覆った。これまでの動作、わずか１秒未満
『どうしたの？具合悪いの…？』
不安そうに顔を覗き込もうとするAに、更に悶える雲雀少年。
もう彼女にメロメロのようだ。
『なんでもない…大丈夫だよ』
表情を頑張って作って返答した、だが耳が熱かったというのは雲雀少年だけの秘密だ…
続きます！
ーー
まだ続く、過去のこと…(番外編１-３)→←過去のこと…(番外編１)
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4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» Fight!（ ・∀・）b (2017年3月18日 22時) (
レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - 有り難き幸せに存じますっ！コメントしてくださったのが、4もぎもち様が初めてで！今はもう、スマホに向かって土下座をしているであります(ｷﾘｯ）何と有難いことか！この三日間で続編行けるよう頑張りますφ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 14時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - 月夜に猫が一番！さん» もちろん更新するたびに読ませていただきます!!( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2017年3月18日 14時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
月夜に猫が一番！(プロフ) - そう言って頂けて、本当に有難いです！私の中で恭弥君は、主人公ちゃんだけに優しい、可愛い←、かっこいいの三拍子で書いております！そして、4もぎもち様にこれからも読んで頂けるように頑張ります！φ(゜゜)ノ゜ (2017年3月18日 9時) (レス) id: efd4d6a1d2 (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - かりあ、ツーさん» 毎回楽しく読ませていただいております!恭弥くんむちゃ優しい…!!(≧∇≦)b (2017年3月18日 2時) (レス) id: aa7e90b036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜に猫が一番！ | 作成日時：2016年9月19日 22時
