ザルにも底はある �� ページ15
｢…ちゃにょりひょん。｣
｢ああああ〜！！！！可愛い！カワイイ！！超かわいいいい！！！｣
真っ赤になりながら、(必然的に)上目遣いしながら仕方なく口にするA。
そして相当なダメージをくらってるチャニョル。
｢おい。調子に乗るな。｣
そこに、ちょうどキムチチャーハンを持ってギョンスが戻ってきた。
｢A、こっち来な。｣
｢うん。｣
ギョンスが呼べば、チャニョルをなんとか引き剥がして逃げてくる。
｢チャニョル、元気ならそこで潰れてるベッキョン部屋まで運んでやって。｣
｢はあ〜時間切れかあぁぁ〜ギョンスには適わないな！…ほら行くぞベッキョナー。｣
ギョンスに言われるがまま、屍のようなベッキョンを担いでチャニョルがリビングをあとにした。
Aは俺とギョンスの間に来て俺が飲んでいたビールを奪うと、水みたいにごくごく飲み干した。
マジか。
頼むからビールをチェイサーにするな。
｢A、酔ってる？｣
｢……。｣
彼がほろ酔いのときは、楽しそうで顔色も変わらないし喋り方も至って普通。
だけど今日のAは結構飲んでるしペースもはやかったからいつもより酔っているみたいだ。
頬がほんのり赤くて、ぽやっとした表情が可愛い。
ギョンスも少し驚きながら声をかける。
｢酔ってるの？｣
｢…ん…。んーん。酔ってないもん。｣
｢でも顔ちょっと赤いよ？｣
｢酔ってないってばっ！も〜っ、ぎょんしゅのあほ…。｣
理不尽に怒られたけどギョンスのやつは楽しそうに笑ってる。
｢眠くはない？｣
｢うん、ねむくない。｣
｢水飲む？｣
｢のむ。｣
ギョンスから水が入ったコップを素直に受け取ってのむA。
何口か飲んでから不思議そうな顔をした。
｢ぎょんしゅ、これおさけじゃないよ？｣
｢水だって言ったじゃん。｣
｢なんで！ぎょんあほ！｣
さすがに我慢できないのかギョンスが爆笑しだした。
Aが笑われてムスッとしながらギョンスのグラスに伸ばそうとした手をとる。
｢もう酔っ払いにはギョンスお酒くれないって。｣
隣にいるのにあまりにAがギョンスばかりを構うから、もう片方の手で頭を撫でながら言えば、すぐにAの意識が俺に向く。
｢じゃあひょんはくれる？｣
｢うん。俺のあげる。｣
｢ちょっと、ミンソギヒョンどういうつもりですか。｣
それが気に入らないのか今度はムッとしてギョンスがAの腰に手を回し自分の方へと引き寄せようとする。
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名無し87778号(プロフ) - お久しぶりでとても嬉しいです泣 小説読んでギョンスが兵役行くのがすごく寂しくなりました (2019年6月28日 1時) (
レス) id: fa16a757ec (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - Twitter……気になります… (2018年9月18日 6時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
照り塩(プロフ) - お待たせしました！酔っ払いシン様かけて私も楽しいです。 (2018年9月17日 23時) (レス) id: faa7a37d67 (このIDを非表示/違反報告)
照り塩(プロフ) - xiuloveさん» 酔っ払いシン様は制御不能です、、、 (2018年9月17日 23時) (レス) id: faa7a37d67 (このIDを非表示/違反報告)
マイマイ(プロフ) - 更新ありがとうございます。酔っ払いシン様可愛すぎです｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2018年9月14日 6時) (レス) id: d4546e4e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2018年7月15日 0時
