ザルにも底はある �� ページ14
｢え？…Aヒョン？？？？？｣
｢ほらはやく自分の部屋で寝なさい。おやすみ。｣
この場の全員が状況を飲み込めていない。
全員固まってAを見ていた。
｢あれ？なに？｣
異様な空気を感じとったのかAが首を傾げるから、俺が勇気を出して聞く。
｢A、今のは…？｣
｢昔からこうするとよく眠れるって兄さんが言ってたので。｣
もしもしAのお兄さん、聞こえますか？
貴方の弟に変なことを教え込むのはやめてください…。
｢おやすみなさい…。｣
カイはびっくりしすぎて呆然とおでこに手をやりながらフラフラと立ち上がって退場した。
それを見てチャニョルがAの横に移る。
｢おい、A大丈夫か？｣
｢うん。｣
｢ほんとに？｣
｢うん。｣
｢確かに顔はそんなに赤くないけど、ペースはやくない？｣
｢ちゃにょる、しつこいよ。｣
｢っ！｣
心配するチャニョルの鼻を思い切りつまんでAが拗ねたような顔をする。
もはやこうなるとAから目が離せない。
｢でもちょっとみずのんだほーよくない？｣
｢もう、なに！｣
鼻をつままれたままでチャニョルがさらに言うともっと不機嫌な顔になって今度は両手でチャニョルの頬を摘んだ。
｢いひゃいよA〜！｣
｢！！…うわ、ちゃにょるのほっぺたきもちいいね。｣
チャニョルの頬を堪能して機嫌がちょっと良くなったのかもうにこにこと頬を触っている。
｢えっ！かわひー！なにそのえがお！オレのほっへすき！？｣
いつも騒がしいけどテンションも上がっているせいかチャニョルが５倍ほどうるさい。
｢んふふ、すき。｣
そのとろけるような笑顔でチャニョルのハートに矢が刺さる音がした。
チャニョルがAの手を握って力ずくで頬から離すと、ニヤリと笑う。
こいつよくないこと考えてるな。
｢いくらでも触っていいけど、一つお願いがあるんだ。｣
｢なに？｣
｢１回でいいからヒョンって呼んでみて？｣
｢え、なんで？1ヶ月も変わらないのに。｣
Aは怪訝そうな顔をするけど、チャニョルはにこにこしながらAの手を掴んで離す気がない。
傍から見れば迫っているように思えるその様子は、メンバーじゃなきゃ捕まってる。
｢お願い、今言ってくれなきゃもう二度とほっぺ触らせてあげない。｣
｢えぇ……。｣
じとっとした視線が返ってきてもむしろ嬉しそうにしてる変態大型犬はそろそろAから遠ざけないとAが汚れるなー…。
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名無し87778号(プロフ) - お久しぶりでとても嬉しいです泣 小説読んでギョンスが兵役行くのがすごく寂しくなりました (2019年6月28日 1時) (
レス) id: fa16a757ec (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - Twitter……気になります… (2018年9月18日 6時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
照り塩(プロフ) - お待たせしました！酔っ払いシン様かけて私も楽しいです。 (2018年9月17日 23時) (レス) id: faa7a37d67 (このIDを非表示/違反報告)
照り塩(プロフ) - xiuloveさん» 酔っ払いシン様は制御不能です、、、 (2018年9月17日 23時) (レス) id: faa7a37d67 (このIDを非表示/違反報告)
マイマイ(プロフ) - 更新ありがとうございます。酔っ払いシン様可愛すぎです｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2018年9月14日 6時) (レス) id: d4546e4e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2018年7月15日 0時
