検索窓
今日:21 hit、昨日:30 hit、合計:319,543 hit

第肆拾弐話 ページ44

ロー「さて、あとはシーザーを連れて脱出だな」

「じゃあ私、脱出用の乗り物引っ張ってきますね!」


そう言い残し、Aは小走りでSAD製造室から出ていく


スモーカー「おい、ロー」

ロー「なんだ、白猟屋」

スモーカー「あいつ一人で平気なのか」

ロー「Aなら心配はいらねェ、あれでもやる時はやる奴だ」


ヴェルゴ「ずいぶんじゃないか…ロー
こりゃあ番狂わせだ…だが、必ず後悔する

お前は…"ジョーカー"の過去を知らない
それが必ず命取りになる!!!」


身体をバラバラにされ部屋の柵にくっつけられているヴェルゴは淡々と話す


ヴェルゴ「威勢だけの小僧共にこの根深い世…!!!」

ロー「おれの心配はいい。てめェの身を案じてろ…
この部屋はやがて吹き飛ぶ

じゃあな……"海賊"ヴェルゴ」


二人は部屋をあとにすると、ガラガラと音がこちらへ迫ってくる

"あ!船長さ〜ん!!引っ張ってきました!!"

Aが笑顔で手を振りながら、もう片方の腕で自分の何倍もあるトロッコを軽々と引っ張ってきた

華奢な見た目に反した力にスモーカーは少しではあるが困惑の色を浮かべている


ロー「ご苦労だったな、これをR棟まで運ぶぞ」

「はい!急ぎましょう!」


三人でトロッコを引っ張りながらR棟までたどり着いた


スモーカー「おい、ロー。本当に必要なのか!?これが!!」

ロー「このトロッコに全員を乗せる、脱出は一刻を争うんだ!!!」


「あ!麦わら屋さん!!」

ルフィ「トラ男!!ケムリン〜〜!!Aもそっちにいたのか」


スモーカーを見た海兵達は喜びで騒ぎ出す

それを横目にローはここにいるであろうシーザーを探した

だが、見当たらずローは焦りぎみにルフィに尋ねる


ロー「シーザーはどこだ!!」

ルフィ「ああ…あの扉ごとあっちの方へブッ飛ばした!!どこまで飛んだかな」

ロー「…おい!!お前…!!約束は誘拐だろうが!!」

ルフィ「でもあんなやつもう捕まえんのもイヤだおれ!!」

ロー「イヤでもそういう計画だ!!もし、逃げられたらどうしてくれる!!!」

ルフィ「いーじゃん別にあんなの」

ロー「気分で作戦を変えんじゃねェよ!!
お前を信用するんじゃなかった!!さっさと追うぞ!!!」


二人が口論している最中

Aはと言うと…


「あ、あの動かし方分からなくて…動かせそうですか?」

海兵「これくらい朝飯前だっての!!」

「まぁ!流石ですわ!」


海兵達を手玉にとっていた

第肆拾参話→←第肆拾壱話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
355人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

射命丸紫(プロフ) - 天の川さん» 実は記憶が曖昧でございまして、主人公ちゃんが煉獄さんの継子の作品でしたね。面白かったので是非読んでみてください! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。返信が遅れすいませんでした! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - ワンピースと鬼滅の刃の神作の題名なんですか?よければ教えてください!! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです!あと、蜜璃ちゃんの隊服を作ったのは花田さんじゃなく、前田(まえだ)さんですよ! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 5c72e7066e (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 笑舞さん» 感想ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります!楽しんで読んでくださると幸いです! (2020年1月24日 1時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:射命丸紫 | 作成日時:2019年12月18日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。