第拾玖話 ページ21
ロー「A、中に入ってアイツらを後を追え
アイツらも逃がす訳にはいかねェ」
「わ、分かりました！」
私は船長さんの指示通りに中へあの人達の後を追う
それにしても……あの大きな子供達は何だったのかしら
あの子達も"あの人達"の実験体なのかもしれないわね
麦わら屋さん達の気持ちが分かるけど、"今"はいけないのよね
走るスピードを上げて、麦わら屋さんのお仲間を追いかける
少しすると、あの集団の背中が見えた
足に力を入れ飛び上がり集団の前に着地する
？「な、何？！」
？「いきなり目の前に！！」
「……大丈夫です、峰打ちにしますので」
狼狽えている麦わら屋さんの一味
可哀想だけれど、これも貴方方の為……
「気を楽にしてください、すぐに済ましますわ…」
ロー「待て、A！今すぐroomの範囲から出ろ！！」
船長さんの声に一瞬驚いたが、慌てて距離を取り薄い膜の範囲から飛び出た
何だったのかしら……その直後麦わら屋さんの一味の体からハート型の何か飛び出て
ロー「"シャンブルズ"」
ハートを入れ替えたあと、私に向かって戻ってこいと叫ぶ
見たことのない技だった
物の位置を入れ替える技は知っていたけど
何を入れ替えたのかしら
ロー「てめェも加勢しろ、これくらい何て事ないだろ」
「えっ、ええ……」
また、ずいぶんな無茶ぶりだわ
最近、稽古しかしていないから体が鈍っていないか心配だわ
海軍さん達の所へ戻ると、船の半分と島の岩盤とくっついて妙なオブジェになっていた
「わぁ、すごいですわ」
その光景に感嘆符が出る
すると、対峙した海兵の女の人が私に向かって
たしぎ「そこの貴女！！トラファルガー・ローという海賊がどういう人間か分かってますよね？！
なぜ、あのような人物に手を貸すのですか？！」
「……命を助けてくれた方に尽くそうというのは可笑しいのでございますか？
私は……一度"死にました"。ですから今度は命の恩人に微力ながらお手伝いをしているだけですわ」
刀を引き抜き、先を海兵さんに向ける
薄い紅色が白い雪によく映えるわ
「……私には剣を握る以外に道はないのでございます」
これが私の決めた道……
弱き人は守り、悪い人なら斬ります
この世界は鬼のような人が多すぎますわ
ならば、私は鬼殺隊の信条を掲げましょう
「"悪鬼滅殺"上官から口うるさく言われた言葉ですわ」
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射命丸紫(プロフ) - 天の川さん» 実は記憶が曖昧でございまして、主人公ちゃんが煉獄さんの継子の作品でしたね。面白かったので是非読んでみてください！ (2020年5月10日 0時) (
レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。返信が遅れすいませんでした！ (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - ワンピースと鬼滅の刃の神作の題名なんですか？よければ教えてください！！ (2020年5月9日 12時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです！あと、蜜璃ちゃんの隊服を作ったのは花田さんじゃなく、前田（まえだ）さんですよ！ (2020年4月29日 9時) (レス) id: 5c72e7066e (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 笑舞さん» 感想ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！楽しんで読んでくださると幸いです！ (2020年1月24日 1時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：射命丸紫 | 作成日時：2019年12月18日 11時
