素敵な気持ちの伝え方。[朱桜司]

その#21 ページ24

「桃李君は何食べるの？」

桃「僕はオムライス！」

「じゃあ、私もそれでいいかなぁ。」

意外と食べる物が多くて迷ってました。いやー、さすが食堂っすね。

でも、全部美味しそうなんだもん。いっその事、全部食べてみたい。

桃「ねーねーA。僕、「あーん」してもらいたいな♪」

「あ、別にいいよ☆」

という事で、あーんして上げてます。家で、こういう風に食べてるとかかわいい。

まじ、かわいい。

「おいしい？」

桃「うん！」

「あ、ケチャップついてるよ？」

と、口を拭いてあげました。

でも、桃李君は甘えるの上手でいいなぁ。私は、多分無理だな。


お母さんも、お父さんも忙しかったからなあ。

こんな風になれたら楽しいんだろうな。

桃「今度は僕がしてあげる！ほら。」

と、まるでカレカノみたいな時間を過ごしました。

でも、実際付き合ってないからね！？わたしが
桃李君と付き合うとか恐れ多い。

ファンにころされるわ。

取りあえず、桃李君が幸せそうなら何よりです！

そこに、足音が近づいてくる事に私はきがつかなかった。


瀬「あれぇ、Aじゃん。あ、かさ君が言ってた転校生ってAの事か。」

「…あ、泉さんだ！」

まさか、あの人に出会う事になるとは。

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