2 らっだぁ目線 ページ3
「と、言う事でね―」
いつも通りの挨拶をしながら動画配信をする
そう、俺は動画配信者だ
と言っても、まだチャンネル登録者数100万もいっていないまぁまぁな感じの動画配信者だ
いい加減このゲームも飽きてきたなぁ、と思いつつも、俺は手に持つコントローラーを操作するのをやめない
…毎日が退屈だなぁ
今日はたまたま普段通勤してる会社が休みなだけで、毎日毎日残業パーティーに動画配信
コンちゃんほどではないが、俺も随分な社畜生活を送っていると思う
何の変化もない
ただただゲームと書類に埋もれた日々
人生こんなのでいいのかなぁ、ちょうどそう思っていた時だった
アイツが現れたのは…
『すみませーん』
綺麗な女性の声。若干作ってるところがありそうだが、その声が透き通るように綺麗なのには変わりなかった
俺はいったんゲームをやめ、その声の元に向かう
玄関のドアを開け、声の主を見る
落雷にあたった気分みたいだ
全身がしびれる。一目惚れというものだろうか
一瞬そんな気もしたが、出合って間もない女性に好きな物も知らないのに惚れるわけないか、という思考になり、全身のしびれは収まる
女性の話を聞く限り、ここのアパートに引っ越してきたという
名前は小林。下の名前は教えてくれなかったが、後で表札を見ればいいかと思い、聞くのをやめる
すると、菓子折りを渡してきた
一回は受け取ろうとしたのだが、自分の今の姿に今更気づき、手を止める
最近寝不足で消えないクマ
体はシャワーでしか洗っていないし、家も汚い
…やばいな
俺の推測ではあるけど、小林さんからの俺の第一印象は最悪だ
不清潔なおっさんとはあまり関わりたくないだろうと思い、菓子折りを受け取るのを断る
しかし、それが彼女の地雷だったらしく、急に怒鳴ってくる
『私だってお前なんかと付き合うつもりはねぇよ…!!』
さっきまでの喋り方をやめ、俺を睨む
その後、強引に菓子折りを渡された俺は戸惑いを隠しきれずにいた
「…うわぁ、かわいくねー」
やはり、さっきの一目惚れ感覚は嘘だったな、と思いながら自分の部屋に戻る
「ってか配信切ってないじゃん!!」
うっかりミスなのか、俺と小林の会話一部始終をリスナーに聞かれ、この後散々いじられたのは言うまでもない
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あなた(プロフ) - 好きですこういう風な作品 頑張ってください続き待ってます (2021年8月19日 6時) (レス) id: c0b72f74df (このIDを非表示/違反報告)
ライム DS民 - 好きです。お母さんの辺りの下り泣きました。涙脆いので。ぴー…更新がんばです (2021年2月27日 17時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪 - ありがとうございます!こんな小説を待ってくださってたのですか…。十分に期待に応えれるかわかりませんが、頑張ります!! (2020年12月30日 10時) (レス) id: 943617a74a (このIDを非表示/違反報告)
トウモロコシの精霊 - はじめまして。なんか、突然ですけどありがとうございます(号泣)らっだぁ好きなんですこんな小説待ってたです(た◯ちゃんかな?)これからも頑張ってください、応援してます!れ! (2020年12月29日 23時) (レス) id: 2121190109 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪 - ありがとうございます!やっぱりコメントもらえると嬉しいですね。これからも頑張ります! (2020年12月28日 14時) (レス) id: c2cb196f96 (このIDを非表示/違反報告)
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