【らっだぁ】嫌いなお隣さん

1 ページ2

あいつとの出会いは、ごく普通の晴れた日だった――――

今日は快晴。そんな日に私は東京の小さいアパートに引っ越してきた
引っ越す理由は単純に、今年から通うことになる大学に近いからだ
まだ昼だが、隣の人に挨拶しに行かなくてはいけない
正直言って、めんどくさい

『すみませーん、今日引っ越して来た小林と言う者ですが･･･』

インターホンを鳴らし、声を上げて言う
女子特有の、知らない人の前だけ出す裏声だ
隣の人の名前は確か…福…あ、表札に書いているじゃないか
福田だ。福田蒼也だ

「誰〜？」

中から出て来たのは、顔立ちの良い男の人
しかし目にはクマ、あまり掃除のされていない玄関と、生活感のある人ではなさそうだった
まぁ、そう思っても言えるわけがない
私はとりあえず菓子折りを渡そうとした

･･･そう、渡そうとしたんだ

「あー･･･俺そんな近所付き合いする気ないから」

ピキッと、額に青筋が立つのがわかる
『…だって、……私だってお前なんかと付き合うつもりはねぇよ…！！』
人がせっかく好意で挨拶してやってんのに、断りやがった
私だって、あんまり人と関わりたくないけど、引っ越してきたことくらいは言っておこうと思ってわざわざ菓子を買ったんだ

ああ、イラつく

私は菓子折りだけ強引に押し付け、福田の部屋のすぐ隣の自分の家に帰って行った
盛大な音を立てながらドアを開け閉めする。福田に私が怒っていることを伝える為の演出だ
…ほんとに、私はなんて運が悪いんだ
母さんにも「ご近所付き合いだけはしっかりしなさいよ」と言われていたのに
向こうがあんなんじゃどうしようもない
『仕方がない……』
今日は初日でもう疲れた
まだ荷物の整理すらできてないが、今日はもう寝よう

私は毛布にくるまって、ゆっくりと目を閉じていった



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
作者の夕凪です。意味わかりませんね
もう少し文才鍛えてきます

２　らっだぁ目線→←設定

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

ニット帽

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー漫画

青の祓魔師

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す