【名探偵コナン】風見妹は兄以外も大事【警察学校組】 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:35 hit、合計:551,978 hit

協力者である前に… ページ8

そして買い物を兼ねて兄と商品を見て回る際“変装”をした赤君と何度か遭遇…お兄ちゃんは気が付いてなかったみたいだけど、赤君の目のカラーが彼だと証明していた。

すれ違う際に紙をコートのポケットに入れたり、鞄に入れたり…偶に女子トイレ付近で一言交わしたり…と(良く今まで公安を欺けたよね…凄くない？)

幾ら赤君が新人FBI兼潜入捜査官で私がペーペーの刑事だからといって、ハイリスクが過ぎる。

兄は全くと言っていい程気が付いてない

それ程迄に現場の空気が悪く、最悪なんだな…というのも自然と読めていた

因みに赤君の組織内でのコードネームはハンターというらしい。

ハンターとは、ライベースのカクテルだったかな？

『度数くそ高…』

「なんだ、酒の話か…？」

今から作戦開始だというのに、やけに余裕だな？

兄、裕也お兄ちゃんの制止を聞かずに彼、赤君の運転する車に飛び乗った車中での話

『…余裕ねぇ？そんなんじゃないわよ。同じ目的の仲間がいるってだけで心強いの…それに、過信はいけないわ。』

何があるか、分からないんだから…

腰のモデルガンと命綱を一瞬確認

『因みに情報漏洩にならない訳？』

「…クビになっても文句はいわん。」

『流石…私もそうだよ。』

新人FBI…なんていうけれど“この行動”は彼の“独断行動”だ

情報は確かにライさんから貰っているけれど、作戦に私は加わっては居ないし、なんならライさんですら知らないだろうね…

『私がライさんに遭遇したらなんて話したらいい？』

「ハンターの協力者で構わない。」

それに俺は、待機予定のはずだしな…

「お前はどう見る？」

『ライさんの作戦には問題ない。けど…スコッチ…緑川さんは仲間意識が高くてね。』

「それは知っている…俺にも気さくな人でな…」

正直同じNOCで嬉しいとさえ思う。

『分かるよその気持ち…だから、失わせたくないのよね…』

あの人、もしかしたら…

『仲間の為なら自決に躊躇ないと思うのよ…』

類は友を呼ぶというけど、緑川さんしかり陣ちゃんしかり…皆優しいのよね…

『己の正義を貫くのは結構だけど…』

命を手放すのだけは

『絶対に許さないんだから。』

「全くだな、じゃあしくじるなよ？」

『変なプレッシャー掛けないでよ、ラー様…』

未だそのネタ引き摺ってるのか…と呆れて言われたが仕方ない…

『赤君は私の“ズッ友”だし…大人になってもそれは変わらないでしょ？』

少し困った様に、視界の端で赤君が笑った。