【名探偵コナン】風見妹は兄以外も大事【警察学校組】 (ページ40)

今日:5 hit、昨日:35 hit、合計:551,980 hit

同期という分岐点ページ40

ジョギング用のスニーカーを履き、全力疾走だ。

正直今1番考え無しで伊達さんを探している。

『やだ、今日なんてきいてない！！！！』

連れていくな！！！

奪うな！！！

携帯のトークを見ながら、片っ端から連絡をしていく…出てくれる人なんてこんな朝からいやしない…当たり前だ。

なんせ今は早朝5時

寝てる人が大概だ。

頼みの綱…此処1年音信不通で、全く連絡をとって居なかった白に一縷の想いで掛ける…。

≪おかけになった電話番号はおでになりません─────≫

あぁ、もう…なんでだ…

『なんで…！！！！なんでっ！！！！』

準備不足が過ぎるのだ、ヒロさんの時とは違い、日付けは愚か場所も分からない…

─────だとしても─────

過ぎったのは、事務所開業間際の光景。

『…諦める、なんて…出来るわけないだろ！』

駆け出そうとしたその時…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯｯｯ────

折り返しで帰ってきた連絡者の名前を見て…涙が零れそうになった。

≪どうした電話なんてめずら『茂！あんた今日仕事夜勤なの！？張り込みとかじゃない！！？』な、なんでわかったんだ…？≫

だってこんな時間に出るから、こんな時間に折り返しが来たから…！

≪わかったわかった…落ち着けよ、で？どうした…何があった？≫

今から起こるんだよ！とは言えず、伊達さん知らない！？伊達航！！！と走りながら聞けば…

≪隣に居るけど？≫

ＭＡＪＩＫＡＹＯ！！

『ちょ、ゲッホッ…いや、待ってあんた何人で歩いてんの？…二人？？？』

≪はぁ？なんだよ…否、俺と航先輩と渉後輩が居るけど？≫

ねぇどっちだよ、知らねぇよ…渉後輩って誰だよ？？？(高木刑事も居るのかｯｯｯ知ってたけどいるのか！！！)

≪で、なんだよおま…「おい白木危ねーぞ！」あぁん！？なんだありゃ…≫

ドカーンｯｯｯと音が此方にも聞こえてくる…

『ちょちょ！？茂！？伊達さんや渉後輩とか怪我は？？！！？』

≪大丈夫だよ2人とも無傷だからそんな焦んな安心しろ…まぁ、あのトラックの運転手優先だから一旦切るわ…また折り返す。≫

『え！？あ、ちょ…？！』

ﾌﾟﾂﾘｯと切られた携帯を眺めながらも、とりあえずけたたましく鳴り響いた音の方向に向かう

あれ、フラグ回避したの？？？？？