【名探偵コナン】風見妹は兄以外も大事【警察学校組】 (ページ33)

今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:551,994 hit

side諸伏:君の志しページ33

「なんだその糞みたいな噂は…」

松田も知らなかったのか…

「一部で聞いた話だがな…同期の白木がその話を面白半分で話す別の同期をコテンパンに言葉で負かしてる現場になら遭遇した事あるぞ？」

「え、茂そんな事したのか…」

萩原の言葉にそう言えば、色に因んだ友人達が皆同期とAがいってたな…

「諸伏は知らねぇだろうから言っとくが、Aは割と警視庁では噂になってたんだ。」

“変わった首席だが刑事向きの志しがある”ってな…

「彼奴自身も一課希望だったらしいんだが、上からの圧力で一課に入れなかったらしい。」

「いや、一課希望だっていうのは俺も降谷も聞いてるんだ…上からの圧力ってのは、恐らくゼロ…公安が妥当だろうな…実際降谷も青春さんも推薦してたし…」

「うわぁ…じゃあ分かってて蹴ってたの？Aちゃん…」

「まぁ、それが妥当だろうな。彼奴の…Aの兄が公安とかなんだろ？」

だからじゃねぇか？…と話す松田に付け足すように話した。

「同じ職場に就くのは理想的で嬉しいけど、兄の手助けが出来ないから嫌だ…っていってな、確か…」

だから公安を蹴ってた…

「俺も爆処に勧誘したのに、彼奴蹴りやがるし…」

はぁ…とため息を零す松田にその電話の時傍に俺等居たんだぜ？とカミングアウトしておく

「はぁ？」

「後Aの飯はマジで美味い…あのゼロが太鼓判押すくらいだからな…」

「ちょっと諸伏その話詳しく…！」

萩原がなんかズルい！とか言ってるが知らん…弁当も食べてたとか絶対言えないだろ…

「で、その噂の原因が恐らく“2年前の観覧車爆破事件”だって白木から聞いたぞ？」

伊達の言葉に、特に俺、松田が動きを止めた。

「一課や爆処じゃねぇのに爆弾解体に失敗したとか…腰抜け刑事だとか好き勝手そいつ等が言ってた。」

因みに白木がキレたのはそれが原因だ。

「…否、茂がキレねぇ方が可笑しいだろ。」

Aはその日、非番だったんだぞ？

「被害者もいい所だ…それにゴンドラが揺れちまって水銀レバーが作動してたあの時、直ぐゴンドラを降りたら…」

吹っ飛んでたぞ？

松田の言葉に思わず息を飲んだ。

「俺が携帯で彼奴に指示出ししたんだ…だが、彼奴は解体の手を止めた…理由はもう1つの爆弾の在処が爆発3秒前に爆弾の液晶に表示されるからだ、とかいってな…」

で、彼奴はまんまと犯人の策に乗った訳だが。

「俺が同じ状況に居てもそうした…」

彼奴の判断は正しいと松田は煙草を吹かした