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挨拶にいきましょう! ページ25

「毛利探偵事務所かぁ…商売敵じゃないのか?」

『地域連携はするものだよ…?それに情報は武器。ヒロさんも知ってるでしょ?』

それに、私が刑事時代の伝説に逢いたくて…っていうのが本音かな?

「警察時代?」

『そ“警視庁内でも一、二位を争う狙撃の腕”…の持ち主。』

確かそんな話があったな…とヒロさんは小さく呟く。

「あの…?」

うちに何か御用ですか?

現れたのはまだ幼さを残した少女である。

『こんにちは…!実は明後日から斜め向かいで探偵事務所を開業する事になったので、ご挨拶をしたくて…御家族の方ですか?』

「は、はい!ちょっと待っててください!!!」

おとーさぁあん!お客さんよ!?…もうしっかりしてよだらしない…!!!

バタンッドタバタッッッと探偵事務所内が今かなり悲惨な状態なんだなぁと半分呆れと蘭ちゃんの苦労の具合が窺われる…

「なんか…Aみたいな子だな…。」

『ん?いや…蘭ちゃんは私なんかよりいい子よ?なんせ“Angel”だからねぇ。』

なんて零しながらお待たせしました!と慌てた蘭ちゃんが対応して下さった。

毛利さんも少し寝ぼけ気味だけれど身なりはしっかりしているので誠意があってたすかっ…いやこの目は商売敵だとぉ???って顔よね…

やだもう出来るだけ仲良くしたいんだけどなぁ…

『突然のアポ無し訪問失礼致します…私“私立探偵”の“風見A”…こちらはうちの事務所の秘書兼ボディーガードの緋色光さんです。』

「これはこれは…ご丁寧な挨拶をありがとうございます…!しっかし貴女見たいな“美人さん”が探偵とは…てっきり私はそっちのガタイのいい兄ちゃんが探偵かと…」

なんかめっちゃ難聴で済ませたい用語が聴こえたよ???美人???誰が…???

まぁ、いいや…うん。

『緋色さん…ヒロさんには書類とか手伝ってもらってますね…私書類整理若干苦手なんですよぉ。で、です毛利さん…実は凄く聞きたい事があるんですけど…』

毛利さんって…昔警視庁で随一の拳銃の腕前を持っているって聞いたんですけど…!

『あれは毛利さんで間違いないですか!?』

「それは…間違いなく私の事ですね。」

ドヤ顔毛利さんかっこいいかよクソッッッこれで今37歳とか絶対嘘よッッッ

『やっぱり!実は私も刑事時代に聴いていて…真逆事務所近くに毛利探偵事務所が見えたので思わず居ても経ってもいられなくてッ!』



来ちゃいました!と満面の笑みで言ったのは仕方ないよ本音だもん。

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瑠衣(プロフ) - とても面白くて大好きです!これからも頑張ってください! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2019年11月15日 16時

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