協力要請 ページ30
「でもなんで諸伏と…凪ちゃんが???」
『ハギさんそれも話しますね?』
実は…
と話したのは1年前のあのNOC事件…勿論組織の話は伏せて…
「いや、話は分かったがなんでFBIが出てくるんだ?」
『馴染みの友達も凪みたいに潜入しててね…凪が危ないから手伝って欲しいって頼まれたの…』
本気で警察辞めるつもりで、ね?
「で…実際に辞めたと?」
『“陣平先輩”結論を急かさないでくださいます?』
まだ話の続きがあります。
「Aは辞めてないですよ…警察。」
唯、私達が巻き込んじゃったから…
「公安に引き抜かれたんだ…」
ゼロや俺、凪が居る所属にな…
付け足すように話すヒロさんに私は最終的に自分の意思で入ったから二人の所為じゃ無いんだけどなぁ…と釘を指しておく。
「なんだ…てっきり辞めちゃったって聴いたんだけど…」
『公安に居る、なんて公にいえないので…表向きは“辞めた”といってるんです。実際は違うんですけど…それで、今は表向きは探偵として、さっきの様に凪やヒロさんを匿ってるんです。』
「…成程な。」
『凪たん、煙草大丈夫?』
「え?うん…大丈夫よ?」
『…だそうよ陣ちゃん…良かったね?』
「悪ぃ…」
『いいよ気にしないで…』
灰皿をスッと陣ちゃんの前に置き、彼は煙草を吸い始める。
「それで?なんで俺達に話してくれたわけ?」
『だって…ハギさん達にチャチィ嘘なんて通じないって知ってるから…じゃ、ダメ?』
ポアロで捕まった時から話そうとは考えてた…
『トイレに籠ったのは一応直属の先輩…ゼロさんに確認をとるため…伊達さんの事もさっき確認して、巻き込みました。』
それで、どうして話したか…?ですって???
『何時かの病室の様な“遭遇事故”の回避ですね…』
なんか納得した三人があぁ…とか言ってる…分かるだろ???自覚あるでしょ???
「なんだ?遭遇事故って…?」
『私…以前ちょっと色々遭って検査入院したんですよね。』
その時にばったりヒロさんや陣ちゃん達が遭遇して…
『なんか素人からみても白々しかったし…違和感が半端ない現場だったわ…』
「あれは普通に俺もゼロも焦ってたから…」
頭を抱えるヒロさんに、今回はその遭遇事故を防ぐ為にも伊達さんに話したのだとネタばらし。
『ゼロさんに話したら好きにしろって言われちゃったので、話そうと思いました…その方がもし何かあった時、助けてくれそうですし…』
私、嘘が苦手なので…と正直に協力を求めた。
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瑠衣(プロフ) - とても面白くて大好きです!これからも頑張ってください! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2019年11月15日 16時