護るべき場所 ページ23
『よし、できたッッッ!』
凪たんはどんな感じ?
「こお〜んな感じでどう?」
『OK!凪たん飲み込み早くて助かる…』
はい、ヒロさん…いや…
『
「ネーミングセンスもそうだけど…戸籍まで作る必要はあるのか?」
『うん、“念には念を入れるもんよ?”って世界的大泥棒から伝授されたのよね…』
「Aちゃん???君は警察だよね…???」
『…うん、あくまで“
勿論、なぎたんにも言えるんだけどね?
『はい、顔面みてね〜めっちゃイケメンがいるから…序に自分で出来るように練習もしてね?』
なぎたんはこれ読んで覚えて欲しいなり…
「ん、ありがとう…えっと私は“木色 凪紗(きいろ なぎさ)”で、いいのね?」
『うん…両方の名前、呼べるよ?』
これでボロも出さないね!なんて笑えばなぎたんはそうだね…なんて私の頭を珍しく撫でた。
「本当は、嫌じゃなかった?」
『ん?何が…?』
「ゼロにはいるの…」
え?っと振り向いたヒロさんや苦く笑う凪たんには叶わないなぁ…なんて、思わず本音を零す。
『…凪たんやヒロさん、ゼロさんには凄く失礼になっちゃうから言いたくない、ていったら見逃してくれる?』
「駄目。」
『困ったなぁ…』
ヒロさんも気になるみたいで話に耳を欹てている。
『…今でも思ってる。私にゼロは向いてない。』
だって大事な人さえ護れたらいいんだから…
『薄情な奴だとは重々承知しているよ…それに、どうして青春さんからこの“手帳”を受け取ったのか…』
凄く下心がある話。
『…壁が、どうしようもない壁が見えちゃった。』
どうしても、やらきゃ行けない事がある…
『私が1番大事な人、お兄ちゃんだけは…そう、思ってたのになぁ…』
“当たり前にしたくない事”だったのに…
『何時だって神様は私に意地悪をしてくるんだ。』
だとしても…
『大事な人達を護りたいって子供みたいな理想を叶えようとすると、必然と手が手帳に伸びてた…』
最低なんだよ私…なんて笑って親友にぶつければ、彼女は告げるのだ。
「Aの…一生のお願い、私は破らないからね?」
欲しい言葉の一つに私は唯頷く
『ありがとう凪…大好きだよ…』
自然と抱きついた親友が暖かくて、酷く安心した…
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瑠衣(プロフ) - とても面白くて大好きです!これからも頑張ってください! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2019年11月15日 16時