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ステップ2、泣き叫びましょう(人の目は気にしない事) 宰華 ページ9

何かその後色々話したので特筆すべき点を纏めると、まずこの2人は本当の家族では無いっぽい。家族愛とかを越えたクソデカ感情を互いに抱いているっぽいので色々と心配だったのだが、まずとんでもない事にはならないっぽいので安心である。・・・いや私と同じ未成年なのにも関わらずだいぶヘビーな生涯送ってきてるっぽいけど()

「・・・で、この後どうすんの?ここが何の世界かもわからないんだけれども」

本題に戻ろうと言わんばかりに私が口を開くと、鎬が思い出したように言った。

「そういえば、あの女神がプレゼントを最大限活用出来る場所・・・とか言ってたな」
「そうそれ。そのプレゼントって何なの?」
「さぁ、詳しい事はわからねぇけど・・・俺霊感が結構あるんだけどさ、女神が渡してきたのもそういう類いの・・・」
「それはずばり能力だよ!」

唐突に、誰かが乱入してきた。
しかし、私にとってその乱入者はお前誰とか聞く以前の問題だった。
耳が、生えてた。
とてもアクセサリーとは思えない猫のような耳が、少女に。

見覚えがあった。そんなケモ耳の生えた少女が当たり前に生息している場所が、一つだけ。
そして、その子の口から発せられた“能力”という単語―
要素は、出揃っている。

「・・・此処は・・・どこ?あんたは・・・」

最早兄妹の事など眼中に無かった。声を震わせて発した私の問いかけに、その子は笑顔で答える。

「ここは幻想郷!んでもって私は茜、紫様に頼まれて貴方達の元に来た案内役だよ!」
「ああああああああああああ!」

地面に蹲りバタ足のような体制で叫ぶ。だってだってだってしょうがないじゃん!?
幻想郷だよ!?
忘れられた者達の楽園だよ!?
全ての東方ファンが追い求めた楽園だよ!?

「生きてきた甲斐があったよぉぉぉぉぉ!」

そう言って嬉しの涙で泣き叫ぶ私の姿を、四十里野兄妹が若干引くような目で見ていた事を
私は知るよしも無かった。

どうしよう、、、? 中原夜→←兆し 剣城/ユニオンキャリアーは許されない 遊斗



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フウ(プロフ) - 続編完成しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami13355/】続編第一話に不満があればお願いします…! (2023年4月25日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。ついでに続編作ります! (2023年4月25日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - OKです!更新します! (2023年4月25日 21時) (レス) @page48 id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新しました!(フウさん、憂梦の扱いは容赦なく刃を振るなり手を差し伸べるなり何か別の展開にするなりお好きにどうぞ) (2023年4月25日 19時) (レス) @page48 id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新します! (2023年4月25日 19時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年4月4日 10時

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