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ほんの少しの影響 蒼 ページ22

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「…ん、寝てしまっていたのか…。今の時間は…もうお昼休憩の時間か。」


アンラを回収して席に戻ってからそこまでしないうちに、いつの間にかにぐっすりと寝てしまっていたようで、起きれば二回戦目も終わってお昼休憩の時間に。
昨日よく寝れなかったという訳ではなかったし、試合も迫力のあるものだったので暇になる事はなかったのだが…そう思いながら少し首を傾げつつも立ち上がる。
ふと横を向けばいつもの笑顔でアンラもそこに居た。


「おや、お目覚めですか。おはようございます、蒼さん!」

『"おはよう"ではないんだが…どちらかと言えば"こんにちは"の時間だろう。』


 にこやかに挨拶をするアンラに、少し目を擦りながらそう返す。
 特に運動をしていた訳ではないがもう時間はお昼時、お腹も空いたので何処かで昼食を取る為に会場を出ようと歩き始める。


「そう細かい事は気にしないでくださいよ!…ふむ、寝てしまった原因は幻想郷にきた際に体内時計が狂ってしまった事でしょうか?蒼さんは正規の方法や住民から中に入れられた感じではなく、私がこじ開けて打ち込みましたし。」


 「いわゆる時差ボケ…的な感じでしょうか!」などと言っているアンラを片目で見ながら話を聞き、それがあっているもあっていなくてもアンラが原因である事は何となくわかり、呆れたように小さくため息をついていた。
 
 そうして会場の出口の近くまで来れば、1人以外は見知った顔の団体を見つける。
 流れ的にはわかるだろうが、一軒家組とばったり会った麗羅,そして剣城一団(敬称略)。
 一軒家組には少し用事があったのも思い出し、偶然を驚きながらも知っている名前を無意識に口に出す。
 

『…真央君達と剣城さん達…!』

「後、1人見知らぬ方もいますが…まぁ、新しいお仲間みたいな感じですかね?ほら、チャンスですよ蒼さん。ここを逃したら野宿or私が作ったお城生活ですからね‼︎」

『何でお城…いや、アンラならやりかねないか。とりあえず話しかけに行くとするか。』


 そう言っては、再び足を動かし始める。
 今度は出口ではなく彼らの方へと向かって。

なんか色んな意味で疲れた 沖田佐久/面白そう 太宰藍良→←痛みの妨げ 憂梦



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フウ(プロフ) - 続編完成しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kazami13355/】続編第一話に不満があればお願いします…! (2023年4月25日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。ついでに続編作ります! (2023年4月25日 22時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - OKです!更新します! (2023年4月25日 21時) (レス) @page48 id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新しました!(フウさん、憂梦の扱いは容赦なく刃を振るなり手を差し伸べるなり何か別の展開にするなりお好きにどうぞ) (2023年4月25日 19時) (レス) @page48 id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新します! (2023年4月25日 19時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年4月4日 10時

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