EP52 ページ24
大也君と一緒に帰った事からほんの少したった
私はもう少し考えて行動した方がいいなって実感した
そういえば灰崎君の件もただ突っ込んでいった結果アレだ
もう少し考えないと…ダメだよね
次の日大也君に大丈夫でしたか？と心配されたが
説明する前に大輝が1on1に誘われて直感したらしく
良かったですねって一言だけ言われた
そして案の定大也君はレギュラー練習に加わり接する事が前より減った
相変わらず1年生達とは冗談を交じえながら接し
気が付けばインターハイ予選の時期だ
試合の時は私も大輝やレギュラーメンバーをフォロー出来るよね
そう思ってた
けど……
原「明日からインターハイ予選ですね
メンバーはさっき伝えたとおりです
ベンチには桃井さんと1年マネージャーが交互に入って下さい
Aさんは1年生達のまとめをお願いします」
…え？私はベンチに入らない…？
青「…なんでAがベンチに入んねーんだよ」
原「予選の時はAさんが入るより
1年マネージャー達に試合の流れを分かって貰った方が
これから先の事を考えると大事でしょう」
そっか…来年も新しいマネージャーが入るのに
流れが分からないと困るもんね…
桜「あ、あの決勝リーグではAさんも入るんですか？」
原「そうですね…対戦相手にも寄りますけど…
誠凛戦や秀徳戦は入って貰いますかね
あとはインターハイは全試合入って貰います」
よかった…全く入れない訳じゃないんだ
貴「分かりました」
青「…分かっちまうのかよボソ」
大輝は納得いかないようだが監督の考えにも賛同できる
去年は大輝に笑ってバスケして欲しくて部活出てたけど
今年からはみんなの
桐皇が勝つ為のサポートをしていきたい
帰り道の大輝は一言も話さなかった
桃っちは明日の対戦相手のミーティングに出るため
今日も帰りは2人きりだ
最近は…こういうの少なかったんだけどな…
大輝が黙ると心配になる…
あっという間にマンションに着いてしまう
貴「じゃあ…明日試合頑張ってね」
明日の私は1年生と少し練習してから後半から試合を見に行く
大輝達とは別行動だ
青「…ああ」
貴「…大輝。監督の考えは…」
青「…正しいんだろ
もう分かったよ。じゃあな」
大輝は初めてキスをしないで帰った
……大輝だってわかってくれてる
そう思ってるのは…私だけだったのかもしれない
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作者名：ochapy | 作成日時：2018年1月31日 22時
