EP50 ページ21
青峰side
桃「ん〜…Aちゃんは気にしてたみたいだけど
山吹君のあの調子だと大ちゃんが言っても無理だっただろうしね
山吹君も練習頑張ってるみたいだし今回くらい大目に見てあげたら？」
青「…なんでAってあんなにモテんだよ…」
桃「やっぱり見た目は可愛いし秀才で
明るく優しいのにフレンドリー
しっかりしてるようで抜けてる所が可愛いからだよ」
青「まーオレが惚れるくらいだからな」
桃「はいはい
でも…”キセキの世代”とかがみんから好かれてるのに大ちゃんを選んでくれたんだよ？」
アイツらよりオレを…か
桃「Aちゃん気にしてたよ？
少し会って行けば？
もちろんあたしを送ってからね」
青「…荷物もあるからな
しょうがねーな」
さつきに励まされAに会いに行く決心がついた
オレらが一度帰ってからAの家へ行けば
アイツももう帰ってるだろう
さつきと別れオレは着替えてからAの家へ向かった
泊まるつもりで行こうか迷ったがおばさんが居たら荷物が邪魔になる
まっ今日は顔見て話したら帰るとすっか
Aのマンション前まで来て中に入ろうとした瞬間名前を呼ばれた
貴「え？大輝？」
振り返るとAと大也がいた
…は？なんで今帰ってきてんだコイツら？
…オレらより早く学校出た…よな？
……
またイライラしてきた
青「遅くね？」
貴「えっと…大也君が途中でお腹空いちゃって
そのままだと動けなくなるからマジバに一緒に寄って帰って来たの
けどそんな時間かかってないよ？」
は？マジバに行った…？2人で？
時間とか…そんなの関係ねーんだよ
真っ直ぐ帰れよ
青「…は？寄り道？」
山「青峰さんすいません！
Aさん1人で帰れるって言われたけど
さすがにそれは危ないから俺に付き合ってくれたんです！
だから責めないで下さい！」
大也の言い分も分かる
Aを1人で帰らせたら大也を殴ってた
だが…Aはオレに連絡すりゃーいいじゃねーか
なんでそんな事も考えつかねーんだよ
青「……大也
オマエはもう帰れ」
山「けど…」
青「いいから帰れっって言ってんだろーが！！」
大也の顔や声は今は聞きたくねー
オレは黙ってAを見つめた
貴「あの…大輝…」
大也が帰ってもオレはAを見続けた
イライラして言葉なんて出ねー
ただAをオレのだって感じてぇ
青「今日…
おばさん居るのか？」
貴「え？居ないけど…」
ガシッ
オレはAの腕を思い切り掴んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ochapy | 作成日時：2018年1月31日 22時
