紺青の光おまけ集 (ページ30)

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おまけ29 ページ30

緑「に、荷物を拾うの手伝うのだよ//

何か足りない物はないか？」

貴「え～と…だいたいは…あ…」

既に彼女が拾っていたので落ちている物は少なかった

緑「何かないのか？」

貴「え～と…消しゴムが…

あの消しゴム…少し特別で///」

緑「それなら探すのだよ」

貴「けど…もうすぐ予鈴が…」

緑「人事を尽くすのは当然の事なのだよ

探さないで俺がここから去るのはおかしい事だ」

貴「ありがとう//」

俺達は本鈴が鳴るまで彼女の消しゴムを探し

消火栓の下でやっと見つけた

緑「これか！！」

貴「そう！これ！！ありがとう！」

彼女は喜んで俺から消しゴムを受け取った

緑「見つかって良かったのだよ」

キンコン♪

貴・緑「あ」

しまった…既に予鈴が鳴ってしまった

それに俺はこれから移動教室だ

走れば…間に合う…か

緑「迷惑をかけた！」

俺は彼女にそれだけ伝えその場から走った

廊下を走るなと言うが今日は仕方ない

彼女は…授業に間に合っているといいが

無事に遅刻せずに教室へ着き俺は彼女の事を思い出していた

周りの女子とは違い気遣いの出来る人だったな

少し大人びているように見えたが多分同級生だろう

ドキドキ

走ったせいか鼓動が少し速くうるさい

俺はふとおは朝を思い出した

『けれど恋愛運は好調！もしかしたら素敵な出会いが待ってるかも！！』

確かに…出会いだな

フッ。これが恋愛かは定かではないがな

その後に彼女が藤本Aと言う赤司と紫原の友人だと知ったのだった

～緑間回想終了～