深紅の君に…10

EP274 ページ25

小金「は？伊月何言ってんの？

こーんな写真みたいなのが絵な訳…

……！！絵じゃんコレ！」

木「おぉー本当に絵だなコレは

おーい1年も見てみろよ」

木吉さんの声掛けでみんなが集まってきた

降「うわっ！ホントに写真じゃないの！？」

福「忠実に再現出来てるぞ！」

河「スゲー！」

木「Aが描いたんだろ？」

みんながじーっと私を見た

貴「はい//」

全「うぉースゲー！！」

日「ヤバいぞコレ！上手いなんて言葉じゃねー！」

伊「才能があり過ぎるだろ！」

リ「ヤダ鳥肌まだ消えない」

火「A！おめでとな！最高の絵じゃんか！」

貴「ありがとう//みんなに喜んで貰えて嬉しい」

降「黒子も何か言えよ！…ってオイ！黒子！

泣いてんのか！？」

黒「…は…い泣」

黙ってたテツ君はただ絵を見てて涙を零していた

貴「テツ君」

黒「すみません…Aの絵を見たら…涙が…

おめでとうA

キミの絵は人に感動を与えます

またこうやってキミの絵に出会えてボクは…

嬉しいです泣」

ポロポロと涙を零しながら彼は笑った

火「オマエもまだ見てなかったのかよ」

黒「見る訳ないじゃないですか

ボクだけ抜け駆けはしませんよ」

貴「ありがとうテツ君」

彼の手を握った

貴「貴方が…諦めなかったから私はもう一度

人物画を描けるようになったよ

私を…誠凛に誘ってくれて本当にありがとう」

黒「！！やめて下さいよ…泣

また泣かせる気ですか泣？」

見つめ合いながら笑った

小金「ねぇねぇAちゃんって

個展やれちゃう程凄い人なんだよね？

これからどうするの？絵描いていくの？」

貴「はい！部活に支障が出ない程度に

コンテストにも出せたらなって考えてます」

リ「いいじゃない！ウチは掛け持ちokよ！

それに4月からは新入生も入るから

マネージャーを増やす事も可能だわ」

日「そうだな

Aが頑張るの俺らは応援するぜ」

全「おう！」

伊「だが…試合の時は前ほどで頼むよ汗

上手すぎて目がいってしまう汗」

小金「それとハチミツレモンも作って欲しい！」

リ「それは私が作るから問題ないわ♪」

全「(問題大アリだ汗)」

貴「分かりましたニコ」

黒「これからの活動応援します

お互い頑張りましょうニコ」

私の描いた絵は部室に飾られる事になった

私の新たな一歩が始まる

未来はわからない

だけど…みんなが居れば怖くない

もちろん彼も居る事が心強い

また彼を描きたい

深紅に染まるキミの髪色と瞳を…

　FIN

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