深紅の君に…10

EP264 ページ14

それに3Pを打ちたいけどキャプテンへの警戒は強い

降「30秒切った！頼む…！」

黒「キャプテン！」

赤「！！マークを緩めるな葉山！黛！」

テツ君の機転で横のロングパスが通り

ゾーンに入った大我の3Pが決まり4点差

日「DF！全てを懸けろ！」

全「DF！DF！」

全身全霊をかけてのDF

それなのに洛山は動じない

時間は刻々と過ぎる…

　ビシッ！

伊月さんの…スティールでボールを…奪った

伊「走れ！」

洛山はまた大我にダブルチームで押さえてくる

日「伊月！」

キャプテンの声掛けでボールがキャプテンの元に

そのパスは…驚く程キャプテンにピッタリと

ハマるモノだった

シュートモーションにすぐ入れるパスを貰えば

このシュートは入るに決まってる

キャプテンはシュートを打つと見せかけて

重心の位置は実渕さんの【地】のフォーム

まさか！

ファウルの笛が鳴りボールは…ゴールへ

審判「バスケットカウント！ワンスロー！」

降「やったー！キャプテンー！」

このシュートは…落としてリバウンドを狙う

木吉さんが…取ってくれる

リ「順平…鉄平…」

貴「取りますよ木吉さんは」

　ガンっ！

日「リバウンド！」

取ったのは…木吉さんだ！

全「やったー！」

洛監「止めろ！絶対撃たせるな！」

パスは…マークを外したテツ君の所へ

降「いけー！黒子ー！」

…違う…テツ君が撃つんじゃない…

だって彼は…

赤「終わりだ！黒子！」

影だから…

パスが来る事が分かってた大我はリング近くで飛び

アリウープでダンクした

　ピー！

審判「試合終了！」

全「うおおぉー！」

リ「やったわよ！Aちゃん！」

貴「はい泣」

みんなでコートへ向かって喜びを分かち合った

火「やったぞA！」

黒「やりましたよ！」

貴「うん泣おめ…おめでとう泣」

火「泣くなって…ホラ」

大我に抱き上げられた

火「カントクもやってんだオマエもだろ？」

貴「え//つ、疲れてるからいいよ//」

黒「ボクは持ち上げる力がもうないです

仕方ないですが…火神君にやって貰って下さい」

カントクと目が合い2人で泣き笑いした

リ「ホラ！そろそろ下ろして挨拶！

あたし達も下がるわよ」

貴「はい！」

ベンチを向かってるとコートで征君がテツ君に声をかけてた

そして…手を差し伸べて…握手を交わしていた

誠凛の優勝がアナウンスで流れ

大きな大きな歓声に包まれながら

私達は優勝トロフィーを手に入れて記念撮影をした

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