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赤司2 ページ4

赤司side

だが…小学5年の頃

大きな支えであり最愛の母が病で亡くなった

その後父は母を忘れるかのように厳しさが増していった

しかし僕は全てこなしてしまい勉強・習い事の量はどんどん増えていく

ある時不思議な感覚をもつようになった…

何か…自分がもう1人いるような感覚

外にいる時と家にいる時と自分が違う…

そんな感覚を持ちながら小学校を卒業し

帝光中学に入学しバスケット部に入部する

帝光中学は強豪だけあり練習はハードなもの

だったが苦ではなかった

それ以上に思う存分バスケができ

仲間と過ごす日々は楽しかった

そして…運命の出会いが訪れた

バスケ部のクラス分けは1軍だった

俺以外にも3人居る

1年から1軍なんて今までいなかったみたいだ

練習していると空いている窓の外から

物音が聞こえた

ん?何だ?ふと目を向けると…

そこには…今まで会った事のない

美少女が居た

一瞬幻のように見えたが…彼女はキョロキョロしてる

何かを探してるのか?

彼女から目が離せなくなった

俺らしくない行動だった

?「オイ!」

赤「え?」

呼びかけられて気がつくとボールをファンブルした

?「ボーっとしてんな」

赤「すみません!取ってきます!」

ボールを追いかけると彼女に当たりそうだった

「危ないっ!」

運良くボールは彼女に当たらなかった…が

貴「イタッ」

髪が桜の枝に引っかかったようだ

彼女自身が取るのは難しそうだ

俺が解いてあげよう

お礼を言う声さえ心地が良い音だ

髪を引っかからせてしまった事を謝罪すると

貴「気にしないで下さい

寧ろ声をかけてくれたおかげでボールは当たりませんでした」

彼女の言葉1つ1つが染み渡るような感覚に陥った

細く手入れが行き届っている綺麗な髪だ

解く手が震えるのが自分でわかる

そのせいかいつもより俺は饒舌だ

彼女は頬を赤らめた

肌が白いせいか紅いのが鮮明だ

どうして体育館に来たんだ?

まさかマネージャー希望…なのか…桜の枝?

…ふーん…なるほどな

それならこうした方が早い

俺は躊躇なく枝を折った

彼女は酷く驚いた顔をした

折った枝から髪を解くのは容易だった

折った枝は必要とした彼女へ渡した

ん?折るのはいけなかったか?

あー君が折った訳じゃない

それに…この枝もただ折られて捨てられるより

君にモデルとして使われるなら本望さ

そろそろ戻らなくてはだな

赤司3→←EP261+赤司1



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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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