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赤司25 ページ27

赤司side

君から言わせる訳にはいかない

俺が先に伝えたい

約束を取り付け美術部から出た

…俺と同じ気持ち

失敗は…ない

赤『赤司征十郎がフラれる訳ない

自信をもて』

…そうだな。きっとお互いあの時には落ちていたんだ

恋に…愛に…

人生初めての告白をするのに緊張など微塵もなかった

伝えたい事を伝えるだけだ

ちょうど音楽の授業でピアノを弾かされた

彼女の事を想い…鍵盤も叩いた

先生「素晴らしい!心に響き渡りました!

さすが赤司君ですね!」

赤「いえニコ」

彼女にいつか聞いて貰いたい

バイオリンでもいいな

HRが終わり虹村さんの所へ向かった

赤「虹村さん」

虹「あ?赤司?何だよ」

赤「すみません練習遅れます

生徒会の用事がありまして」

虹「あぁ?らしくねーじゃんかよ

いつも昼休みまでに済ませておくのによ」

赤「急なのが入ったんです

ほんの少し遅れるだけなので」

虹「仕方ねーな

遅くなるんじゃねーぞ」

赤「はい」

生徒会の仕事はないが着替えだけさせて貰い

彼女との約束の場所へ向かった

そこには…あの時と同じように彼女が居た

声をかけ草陰に2人で座った

ここなら体育館から死角になるからね

じゃあ…俺の話を聞いてくれるか?

俺が感じた事…想ってる事…全てを

彼女の目を見て伝えた

君が…好きで…愛おしいという事を…

彼女の目から雫が落ちた

ポロポロと綺麗な…宝石のようだ

泣かせてしまったか

気にするよ?愛しい人が涙を流している

彼女の宝石の雫を拭った

うん。同じ気持ちだと知っている

だが君の口からしっかり聞きたい

聞かせてくれないか?

貴「赤司君が好きです泣」

ああ…至福の瞬間だ

彼女の手にキスを落とした

やっと…【特別】だ//

もっと君と居たいが…遅くなるのはまずい

連絡先を渡し練習へ向かった

貴「が、頑張って//」

いつもとは違う声援に聞こえたのは

俺自身が浮かれてるからなんだろう

赤「遅れてすみません」

虹「お。意外と早かったじゃねーか

やらなくていい仕事だったんじゃねーの?」

赤「いえ最重要事項でした」

虹「へいへい

?赤司。なんかいい事あったか?」

赤「!!どうしてですか?」

虹「いつもより口角上がってる気がする

つーかオマエそんな柔らかい顔出来んのか?」

赤「いつもと変わらないですよ」

虹「そうか?」

顔に出さないよう気をつけてたが

無意識に出てるようだ

浮かれる気持ちはここまでだ

深呼吸をして…練習に打ち込むとしよう

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ゆい(プロフ) - はい! (2021年8月16日 20時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)
mipon(プロフ) - ゆいさん» いつもコメントありがとうございます!赤司君ストーリーが始まりましたが…まだまだ長くなりそうです。引き続きご愛読よろしくお願いします。 (2021年8月16日 12時) (レス) id: 2e8238bed0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 続編ですね!おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: f916b30595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ochapy | 作成日時:2021年8月8日 21時

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