深紅の君に…3

EP100 ページ8

〜青峰side〜

あーやっぱ最後のアレやり過ぎたかもな//

なんつーか勢い…ってやつで//

〜回想〜

青『呼び出して悪い//』

貴『どうしたの大君？顔赤いよ？

熱あるんじゃ…』

青『Aっ！オレ…オマエが…好きだ//』

貴『え？…何かの冗談？まさかきー君との罰ゲーム！？』

青『っな訳あるかよ//

柄にもねぇけど…マジだコレ』

貴『…大君の気持ち嬉しい

けどゴメンネ…私…赤司君と先週から付き合ってて//』

青『はぁ？！赤司？！

オマエら仲良かったのか？！』

貴『人並みかな//』

青『…オレじゃダメなのかよ

赤司よりもAとの仲は良いじゃねぇか』

貴『…ごめんなさい

私…赤司君の事好きなの』

青『…あーそうかよ』

〜回想終了〜

あん時はまさか赤司が出てくるなんて思ってもみなかった

あり得るとしたら幼馴染のテツか

クラスが同じだった紫原あたり

納得できねぇであの場から去った

それから赤司に対して対抗心が出てきた

…ホントいけすかねえ奴だぜ

IHの決勝の時だってそうだ

〜IH決勝後〜

赤『大輝。ケガは冬には治りそうか？』

青『あ？こんなんケガに入んねぇよ

オレは試合に出れた』

赤『ふっ出ても悪化してただけだ

それに…僕が出なくても優勝は決まっていた』

青『あ？テメェいい加減な事…』

赤『絶対は僕だ

僕に敗北はない

…それよりAに再会したようだな』

青『…何でテメェが知ってんだよ』

赤『離れていても彼女は僕の恋人だからさ

多忙で連絡は途絶えていたが事実は変わらない

だから人の物に手を出すなんて言語道断だ』

青『！！…告ったの知ってんのかよ』

赤『勿論

…彼女を手放す気は僕にはない

今回は目を瞑るが…次回はないと思え』

言い返そうとしたが上手く言葉が出なかった

あの威圧する目つき

…ちっ。動揺してんじゃねぇよオレ

赤司は不適な笑みを残して去った

告ったのも知ってたアイツだから

キスしたのも筒抜けかもな

つーか何でアイツ知ってたんだ？

Aから聞いたとかか？

いや…連絡は途絶えてたって赤司自身言ってた

青「…じゃあどうやって知ったんだ？」

桃「あ！青峰君帰ってきた！」

青「げぇ汗さつき」

桃「げぇとは何よ

Aと居たんでしょ？

テツ君から聞いたよ

偶然会えて良かったね」

青「さつき…コレやる」

桃「何コレ？

…！！え？！ミシュラン3つ星店の袋！？

中身は紅茶とジャムのセット？！

これだけでいくらするか知ってる？！

4000円はするよ！？」

EP101→←EP99

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す