深紅の君に…3

EP135 ページ45

花宮side

……

花「負けたよ誠凛…あと…木吉

今まですまなかった…

…なんて言う訳ねぇだろバーカ！

俺の計算をここまで狂わせやがって

一生後悔させてやる…

次は必ず潰す」

あそこで反応が遅れなければ潰せた

あのタイミングでAが叫ばなければ

木「…花宮最後に見せたシュート

やっぱすごい奴だと思ったよ

それにお前でも異性が気になるんだな

Aが叫んだの聞こえたんだろ？

どういうきっかけで知り合ったのか分からないが

お前の事名前で呼ぶ奴初めてだ

Aは可愛いからなニコ

つい気を許しちまうよな

まぁまたやろーニコ」

は？！何言ってやがるテメェ怒イラつく怒

こんな奴に言われるなんてクソォ！

あんな女…

　パチッ

！！…なんでこっち見てんだよ！

ちっ！クソォォ！

イライラしながら控室のロッカーを殴る

　ガンっ！

山「…正直惜しかったよな」

古「嗚呼」

瀬「11番を潰してたら勝利だったな」

花「分かってる

俺の反応ミスだ」

原「つーかさ！向こうのマネが叫んでなかった！？

そういうのやめて欲しいわ

青春漫画かよ笑」

山「で、でも可愛かったぞ//

チラッと見たけど」

原「ザキ笑お前あんなのがタイプ笑？」

山「原テメェ//茶化すな！」

　ガンっ！！

花「うるせぇ！あいつの話すんな」

瀬「花宮。お前知り合いなのか？

名前呼ばれてたよな？」

原「マジ！？意外w」

花「だからすんなって言ったよな怒？」

睨みを聞かせて黙らせた

ふとロッカーの中のある物に目が止まった

あいつから貰ったチョコだ

このせいで俺の計算が狂った

あいつら兄妹のせいで！

チョコを掴みゴミに捨てる！

古「…捨てるのか？気に入ってたんだろ？」

……

原「…捨てるくらいなら俺にちょーだい

糖分取って疲れ取りてー」

もう一度チョコを見た

俺好みのハイカカオチョコ

…パクッ

原「あ！食った！」

花「誰かに食われるなら自分で食う」

嫌な試合だった

胸くそ悪過ぎだ

嫌がらせとして俺好みのとっておきの

ハイカカオチョコをあいつに送りつけてやる

花「着替えたら帰るぞ

こんな所長居してられるか」

あいつらがどこまでいけるか見届けてやる

そんで次は思いっきりぶっ潰してやる

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