深紅の君に…3

EP131 ページ41

花宮side

Aの事は気にはなったが2度と会う事はないだろう

そういえば何部のマネやってんのか聞けば良かった

控室でそんな考えをしてると

古「もうすぐアップ始めるぞ」

花「分かってる」

残しておいたチョコを口に入れた

原「あー美味そうじゃーん♪

オレにもちょーだい♪」

花「誰がやるかバーカ笑」

古「最近それ気に入ってるのか？

よく持ち歩いているが口にしてる所初めて見た」

花「…別に」

なんとなく食べ切り難く持ち歩く程度だった

残りは1枚

多分俺好みのハイカカオだ

試合後にでも食うか

控室を出てコートへ向かう

アップを始めてるとボールが転がってきた

俺らのではない

取りに来た奴にボールを渡すと

！！

2度と会わねぇと思ってた人物と対面した

何でAがここに居るんだよ

それにその格好…

…ふはっ笑まさか誠凛のマネかよ

思ってもみなかったぜ

考えてみりゃあのバスはこいつらの学校の近くに停まる

俺らしくねぇ考えが浅かった

話してると俺がこの世で1番嫌いな奴が現れた

ちっ…木吉

思ったより元気そうじゃねぇか笑

…でそいつお前んとこのマネか？

は！そんな馬鹿女に手出すかよ

お前らのマネだって聞いて興味薄れたわ

日「ちょっと待てよ！

去年お前がやったこと…まさか忘れたりしてねーだろうな」

花「オイオイひでーなぁ

まだ俺が何かしたと思ってんのかよ

知らね

あいつが勝手にケガしただけだろ笑」

つーことだバーカ

は？噂の1年コンビか

威勢だけはいいみたいだな

Aをチラッと見ると不安な顔をしてる

まぁお前が居るからって手加減も方針も変えねぇよ

試合開始早々とばしてくるな

花「…ふはっ笑

秀才だろうが天才だろうが

壊れりゃただのガラクタなんだよ」

見えないように一人一人を潰していく

まずはメガネ君

…惜しいなもうちょいで潰せたのになぁ

TOか

花「このままで行くぞ

巣ももうすぐ出来上がる

早くて前半終わり

後半には余裕だ」

その前に誰かが潰れる可能性もあるけどな笑

TOが明けインサイドは木吉1人か

……

ちっ…ホントコイツウゼェわ

合図を送り木吉を潰す

ちょうどいい所に入ったな笑

これで木吉は立ち上がれねぇだろ

日「ふざけんな！テメェまた…！！」

花「はぁ？また言いがかりかよ？

知らねーよゴール下でもつれて起きた事故だろ…！！」

何…起き上がってんだよテメェ！

木「どんな時でも体を張って…

みんなを守る

そのためにオレは戻ってきたんだ！」

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