深紅の君に…3

EP119 ページ28

火「あ？もう1枚ある…ん！？」

黒「2人ともさっきから何話してるんですか？」

火「…黒子、A

コイツ見た事あるか？」

それは金髪で目つきの悪い人だった

黒「？いえ」

貴「んー…コレってキャ…」

日「そりゃ俺だ

みんな帰っちまったぞ

もう下校時刻だ

たらたらしてんな」

火「いや…え？今なんて…？この写真…」

日「だから俺だ俺っ！」

火・黒「！！ふははは！」

2人は大笑いし出した笑

貴「人には…似合う色ってあるのは知ってましたけど…

ここまで似合わない…色見たの初めてで笑」

2人は気付かなかったが絵を描く私にはキャプテンだと分かった

だが笑いを堪えるのは難しい笑

日「出るぞホラ！

ボコボコとデコピンしてやるから怒！」

キャプテンも含めて4人で帰った

日「へぇ…去年の写真か

よくこんなもん出てきたな」

黒「キャプテンは高校からバスケ始めたんですか？」

日「？違ーけど…なんで？」

黒「その写真のカッコが…ぷ笑！」

日「いつまで笑ってんだコラ怒！

俺と伊月と水戸部は中学から

コガと土田は高校からだ」

貴「小金井さんも土田さんも高校からなのに

上手ですね！」

日「アイツら元は運動部出身だからな」

火「…キャプテンもう1つ聞いていいすか？

木吉先輩が今年最後ってアレ…

どういうイミすか？」

黒・貴「…え？」

日「…そうか聞いてたのか

じゃあしょうがねぇな

…この機会に全部話しとくか」

それからキャプテンは去年1年の話をしてくれた

木吉さんの怪我が去年の霧崎第一戦で負った事

それもわざとだ

それを仕掛けたのが無冠の五将の1人

【悪童 花宮真】という人だという事

貴「花宮…真…」

火「A知ってんのか！？」

貴「ううん。知らない

だけど…」

彼も真さんだ

そして私と同じでテーピングを買いに来てた

偶然…だよね？

確かに彼は意地悪だし口が悪い

けど優しい所もあった

"真"って名前がただ一緒だけ

黒「だけど…？」

貴「…なんでもない

キャプテン話してくれてありがとうございます！

霧崎第一戦絶対勝ちましょう！」

テツ君と大我も大きく頷いた

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