21話 ページ27
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ちょっとの間土方sideでいきます
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嫌だと言うAを無視して送ってやった次の日。朝起きてまず総悟を探した。
番外編やらで忘れてるかも知れねぇが、総悟はあいつを侮辱しているのだ。あいつは断じて醜女じゃねぇ。俺はそれを総悟に言いたかった。
腹が立って、歩くのが速くなる。
気まずい形でAとわかれたからというのもある。
イライラが募り、見えた総悟の部屋まで走り、スパーンと戸を開けた。
「おい総悟、てめぇ見廻りほったらかして帰りやがって！！さっさと起きろ、仕事増やすぞ」
「やだなぁ、土方さん。俺ァ睡眠という任務があっただけでさァ。てことで、もう少し寝させてくだせぇ」
総悟は1度外した変なアイマスクをもう一度つけ直し、再度眠りにつこうとしていた。もちろん布団から引きずり出した。当たり前。
「ひでぇなぁ、土方さんは」
「んなこたどうでもいいんだよ！それより…」
寝ぼけ眼の総悟の目が、少しとがった。今から真剣な話をすると悟ったらしい。
「…仕事…ですかィ？」
「違う。もっと大切なことだ」
俺は目をかっぴらいて
「…昨日よくもあいつに醜女っつったな、どこがだ言ってみろ！！」
なかなか立たない総悟にゲンコツをお見舞いしようとすると、サッと華麗に避けられたので、こいつのせいで高い血圧は余計にアゲアゲになった。
それを見て総悟のテンションもアゲアゲになった。
「ありゃどう見ても醜女じゃねぇですかィ。土方の感覚がおかしいんでぃ」
そんなこたねぇ
絶対可愛い
俺の感覚は間違ってない。あいつはにこっと笑う笑顔がなんとも言えねぇ。人を惹きつけるようだ。
俺の心臓がもたねぇ(真顔)
だがそれは俺だけが分かってればいい。
「まあいいさ。てめぇみたいな奴にあいつの良さが分かってたまるか」
「溺愛してやすねぃ」
「アホか、喧嘩しているだけだ」
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(姉上の方が美人でさぁ。)
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作者名：ぐら x他1人 | 作成日時：2020年1月25日 9時
