私が幸せになるまでの物語 Ⅱ (ページ35)

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82話目の段ページ35

三郎次「なぁ!お前さっきなんで庇ったんだよ?｣
『え、あぁ…池田さんが怒られる程の事じゃなかったじゃないですか。私が勝手に蜘蛛にびっくりしただけだし池田さんは悪くないですよ。』

三郎次「んだよそれ…だから庇ったのか?嫌な事されたのにか?本当そんな態度がムカつく…なんで前の天女みたいに怒らないんだよ。」
『そりゃ蜘蛛は苦手だしちょっとはムカついたけど…嫌がらせされること慣れてますし怒らないですよ！』
三郎次「…訳わかんない、怒ればいいのに…ならどんなことされても怒らないんだよな？こんなことしても!｣

そうゆうと池田さんは私が付けてたリボンを取ると地面に落とし踏んづけた。グリグリと踏まれたリボンはどんどん汚れていく。
『…怒らないですよ。洗えばいいだけですし｡』
三郎次「…ち、つまんね…｣
『池田さんは私に何をして欲しいんですか?怒れば前の天女みたいになって私が排除されて一件落着ってわけですか?』

三郎次「…」
『…私がここに居たら邪魔なんですよね。』
三郎次君はもう何も答えず走り去っていった。
その後ほうきとちりとりを持って倉庫に戻ると三郎次君はどうしたって聞かれたけど体調が悪いから部屋に戻ったと言って誤魔化した
【…三郎次君は悪くないからね。】
兵助「なぁ本当に三郎次とは何もなかったのか?」
『うん!このリボンも風で飛んで汚れたんだってば､気にしないでいいよ。』

掃除が終わり片付けをして気まづい雰囲気のまま見学は終わった。
外でしばらく話していると土井先生が何かに気づく。
土井先生「あれ三郎次じゃないか?」
土井先生が見てる方を見ると三郎次君が水桶を抱えてこちらに向かって来ていた。

タカ丸「三郎次君体調不良って聞いたけど大丈夫なの?」
三郎次「…!」
びっくりした顔でこっちを見る三郎次君に笑顔を向ける
石人「なんで三郎次さん水桶を持ってるんですか？」
伊助「確かに…何するんですか?」

2人の言葉に三郎次君は私を睨み水桶に入った水をかけてきた。

『冷た…!え、何?』
兵助「三郎次!何してんだ!」
タカ丸「Aちゃん大丈夫?!」
三郎次「…ごめんなさい…」
走る去る三郎次君を兵助君とタカ丸君が追いかけていく

土井先生「Aお風呂入って来なさい。」
『三郎次君怒らないであげてくださいね?』
土井先生「なんでだ?」
『三郎次君は悪くないので。』

土井先生にそうゆうとお風呂に入り食堂の手伝いをして
寝たが朝頭の痛みで起きた

『頭痛い…もしかして風邪引いたか?』