7話目の段 ページ9
ー五年生sideー
勘右衛門「しかしAって今までの天女と変わってるよな〜」
三郎「末崎と同じ部屋になりそうだった時怖がってたぞ。私たちが同じ部屋にさせようとしてた時明らかに嫌がってたしな」
雷蔵「そうだね、、それに末崎さんが自己紹介で生徒と仲良くしたいって言って僕たちが警戒強めたらAさん反応してたよね。」
兵助「うーん」
八左ヱ門「どうした兵助」
兵助「いや俺Aの一番近くに座ってだんけど庵に入ってきた時から天井裏に隠れてた六年に気づいていたんだ。まさかとは思ったが最初に出会って学園に連れてくる時に勘右衛門がAを抱き上げて連れてきただろ?その時異様に嫌がってたのは人が本当に怖かったんだなと今は思ってる。」
八左ヱ門「何か過去にあって人が怖いのかもな」
三郎「だからと言って警戒を緩める訳にはいかないだろ、それより心配しないといけないのは末崎だ」
勘右衛門「あー末崎俺苦手、前の天女と同じ甘ったるい匂いさせてるし嫌いだ。」
雷蔵「あはは、そうだね僕も苦手かも」
伊作「あ、居た五年生」
兵助「善法寺伊作先輩!それに食満留三郎先輩も。どうされたんですか？」
留三郎「さっき六年全員で話したんだがかくかくしかじかでな 五年はどう思う。」
三郎「私は賛成です。」
｢｢｢｢僕たちも｣｣｣｣
伊作「ありがとう他の生徒には残りの4人が言ってるから安心してね。」
八左ヱ門「はい!質問です!」
伊作「ん、何?」
八左ヱ門「もしどちらかの天女の妖術に本当にかかったらどうするんですか？すぐに天に返していいんですか？」
留三郎「あー今までの天女なら天に返したら元に戻ったけど先程学園長先生に呼び出されて「今回の天女は天に返したらいかん!」っておっしゃてて何考えてるか分からないんだ。」
｢え?｣
伊作「学園長先生には何か考えがあるのかもしれないね
だからこそ本当に妖術にかからないように訓練するのも僕たちプロを目指す忍たまにとっては必要なのかもね。」
勘右衛門「なるほど､、」
留三郎「じゃ俺たちは行くな」
伊作「またね」
五年「はいありがとうございました。また後で!」
勘右衛門「フリか､、顔に出さずに出来るかな…」
兵助「やるしかないだろ」
三郎「天女ってだけで厄介なのに天に返すなか…」
雷蔵「まぁ様子みていくしかないんじゃない?」
八左ヱ門「そうだな、とりあえず二手に分かれて部屋に向かった天女達の様子見に行くか」
ー五年生side終わりー
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2023年12月8日 13時
