私が幸せになるまでの物語 (ページ35)

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33話目の段ページ35

【竹谷さんの方がまだ話しやすいよね…】
竹谷さんの長屋の部屋の前に立つ…

「…【うーん…でも怖い…】」
勘右衛門「あ、Aちゃんだ!おはよう!」
兵助「どうしたんだ?八左ヱ門の部屋の前で何か用か?」
『うぎゃ!?あ、おはようございます…あ、あの竹谷さんに聞きたい事あって…。』

勘右衛門「あ、ごめん!びっくりした?八呼ぼうか?」
兵助「おーい八左ヱ門」

ガラッ
八左ヱ門「兵助どうした…?あ、Aじゃん」
『あ、あの､､この子の事で聞きたいことあって…』
そう言って抱っこしていた黒猫を見せる。

八左ヱ門「猫…?どうしたんだこの子?」
『朝起きたら布団に入っていてもしかしたら生物委員会の子かなと思って…。』
竹谷さんは黒猫を抱き上げるとあ、!と叫んだ。

八左ヱ門「あ、こいつ探していたんだ。最近怪我していたから保護して居たんだが昨日の夕方からいなくなっててな。」
勘右衛門「可愛い～！八抱っこしたい!」
兵助「Aは猫好きか？」

『良かったです。猫ですか?猫大好きです。』
尾浜さんが抱っこしている黒猫にもう逃げたら駄目だよと言って撫でていると雷蔵君と三郎君が来る。

雷蔵「おはよう!何してるの？」
三郎「お、こいつ見つかったのか…!」

『三郎君、雷蔵君おはよう。朝起きたら私の布団に居たんだ。』

勘右衛門「え、！？なんで三郎と雷蔵にはタメ口なの!?」
八左ヱ門「それになんで名前呼び?なんで?」

『あー昨日色々あって名前で呼ぶことになりまして…タメ口は私許可もらわないと使ってはいけないって思ってるので…｡』

兵助「なら俺達にもタメ口でいいぞ?それに名前で呼んでくれないか？」

『そうですか…?ならえっと勘右衛門君、八左ヱ門君、兵助君でいい?』

勘右衛門「うんいいよ!｣
八左ヱ門「あ、こらお前!待て!」

にゃーん!!
『わ、どうしたの?』
黒猫が飛び乗ってきた。

雷蔵「ふふ、この子に懐かれてるね」
三郎「まるでAの猫みたいだな」
兵助「そうだな」

『そうかな…?ね、君また会いに行くから待っててね!』
そう言うと猫は返事するようににゃーんと鳴いた。

姫「あ、みんなおはよう～♡あ…A」

『姫華さん…。』

八左ヱ門「あ、末崎さんおはようございます」
兵助「末崎さん今起きたんですか?」
姫「もうタメ口でいいって言ってるのに～♡」
雷蔵「年上ですから､､」
勘右衛門「そうそう」

三郎「A行くぞ」
『わ、三郎君?』

三郎君に手を引かれその場から去る。