32話目の段 ページ34
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
『ううーん、朝か､､何このもふもふ…猫…?』
朝起きたら一匹の黒猫が布団に入ってきていた
『君どっから入ってきたの?』
にゃーんと返事する猫…もちろん言葉は分からない。
『生物委員会ならこの子のこと知ってるかな…?』
早速聞きに行こうと思ったがまだ朝早いので後で聞きにいこうと思い髪を結び井戸へ顔洗いに行こうと部屋を出る。
部屋で大人しくしててねと猫に言い井戸へ向かう。
井戸に着き顔を洗い歯を磨いてると声をかけられた。
??「あ、あの､､!」
振り向くと2年の制服を着た子が立っていた。
『どうしました…?』
石人「あのAさんですよね…?」
四郎兵衛「初めまして〜。やっと話せるんだな〜」
久作「……あ、昨日はその…」
左近「あ、お姉さん!怪我はまだ痛みますか？」
『…初めましてです。名前はもう知ってますよね？左近さん怪我はほとんど痛みは無いですよ。』
左近「良かった…。今日も保健室来てくださいね!」
四郎兵衛「僕時友四郎兵衛ですぅ…お姉さんとお話したかったんだなーえへへ」
石人「羽丹羽石人です。早く起きて良かった。」
久作「能勢九作です。昨日はきり丸止められなくてごめんなさい…不破先輩からあの後聞きました。僕もお姉さんを信じます…!」
『能勢さん大丈夫ですよ…私と話したかったって何故ですか?』
左近「僕が昨日の夜みんなに話したんです！そしたら皆会いたいって言ってくれて…!久作は放課後図書室で会ったみたいだけど…後あそこで黙ってるのは三郎次です。」
三郎次「おい左近！ふん、俺は認めないからな…どうせお前も先輩達を俺達から取るんだろ?お前なんか大嫌いだ!早く出ていけよ!てか消えろよ！」
左近「おい三郎次!」
『良いですよ、憎いなら憎めば良いです、三郎次さん。取ろうなんて思ってませんよ。今は出ていく事は出来ないけどちゃんと出ていきますから』
三郎次「…その態度がムカつくんだよ。お前なんか来なきゃ良かったのに!」
[……お前なんか___れてこなきゃ良かったのに!本当失敗作だわ]
【う、、な、何今の…?】
四郎兵衛「お姉さん大丈夫…?」
『だ、大丈夫です…。あの、私が嫌いなら関わらないで良いですよ…私も関わったり話しかけたりしませんから…。』
三郎次「…あっそ。なら俺に構うな。」
そう言って三郎次さんは行ってしまった。
その後を他の二年生が追いかける
『はぁ…あ、猫!』
部屋に戻ると猫は大人しく待っていた。
『ごめんね。さて君の事聞きに行こうか』
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作者名：歌弥乃 | 作成日時：2023年12月8日 13時
