私が幸せになるまでの物語 (ページ33)

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31話目の段ページ33

雷蔵「ところでおばちゃんから聞いたけど昼も夜もご飯食べてないよね?おばちゃん心配してたよ。」
きり丸「そうっす！だからおばちゃんに頼んでおにぎり作ってもらって来ました!どうぞ!」

『うんお腹空いた､､ありがとう。』
きり丸君からおにぎり受け取り1口食べる。
【やっぱりおばちゃんのご飯美味しいな…。】

雷蔵「もう遅い時間だから僕たちは行くよ､おにぎりゆっくり食べてね」
きり丸「姉ちゃんおやすみー!」
『またね…おやすみ』

2人が帰りおにぎり食べ終えボーとしてると次はシナ先生がやってきた。
シナ先生「今日会いに行けなかったから‪来ちゃったわ
Aちゃん今日大変だったみたいね。新野先生や伊作君に聞きました。なんであんな無茶したの痛かったでしょ…もう絶対あんなことしないでね。」

『はは､､あの時は必死でしたから…それにしてもどうして皆私の事すぐに信じてくれるのでしょうか?不思議です､､』

シナ先生「私は最初からAちゃんは前の天女と違うかもしれないって庵で会った時から予感がしたの。部屋案内した後も部屋を一緒に掃除した時も一緒に過ごしてて楽しかったのよ、だから貴方は大丈夫って確信したの。お風呂で傷の話をする時辛かったはずなのに勇気をもって話してくれたわよね?その時この子を守りたいと心から思ったわ､､皆も私みたいにそう思ったからすぐに信じたんじゃないかしら。」

『…シナ先生､､ありがとうございます…。私人に優しくされた事今まで無くて正直戸惑ってます…。』

シナ先生「…親には優しくされてたんじゃないの？」
【あ、そっかシナ先生は知らないのか…言うしかないよね】

『んー…今から言うことは誰にも言わないで欲しいんですけど私実は7歳以前の記憶が無いんです。どうして記憶が無いのか分からないんですけど親に優しくされていたのかその前に愛してくれていたのかも覚えてないんです。両親の記憶で唯一覚えてるのが私が7歳の時に事故で亡くなった事だけなんです…そこから姫華様家族に引き取られたので…。』

シナ先生「…そうだったの…ごめんなさいね。辛い事言わせてしまって…」

『謝らないでください､いつかは言わなきゃいけなかった事なので。その代わり内緒にしてくださいね。』

シナ先生「そこまで言うなら分かったわ。」
その後今日は怪我の為お風呂は入っちゃ駄目だと言われシナ先生に手伝ってもらい身体拭いて着替えました。

『今日色々ありすぎて疲れた…寝よう､､明日も頑張ろ。』