私が幸せになるまでの物語 (ページ32)

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30話目の段ページ32

しばらく部屋で引きこもってると声をかけられた。

??「Aちゃん居る?雷蔵だけど」
『雷蔵君…どうしたの…?』

雷蔵「きり丸が謝りたいんだって部屋入っていいかな?」
【今は誰にも会いたくない､､けど…】
『､､うん。』

きり丸「…失礼します。」
雷蔵「ごめんね入るね。」
部屋に入ってきた2人に座布団を差し出し座るように言う。

きり丸「あの､､さっきはごめんなさい!俺､､俺､､怖くてあんなこと言ってしまって…Aさんの事も今までの天女と同じだろって決めつけていて､､図書室で先輩達と話しているの見て動揺してあんなこと言って殴って､､､さっき乱太郎に怒られて保健室であった事聞きました。僕たちの事殴らないって信じてもらうために自分で自分を傷付けたんだよってなんでそんな人を信じられないのって…許してもらえないかもしれないけどごめんなさい!」

『顔上げてください。私は最初から怒ってませんよ。いきなり天女が現れて学園をめちゃくちゃにしたり下級生を殴ったり…きり丸君が怖がるのは当たり前ですよ､､せっかく平和になったのにまた私達が現れてまたあんなことが起こるかもって不安になりますよね。気持ち分かります…だからきり丸君が謝ることはないです。悪いのは私達です。私達が来なければ､､出ていく事は今は出来ないけどいつか出ていくので…』

きり丸「…出ていかないで…俺､､まだあんたと話していたい…あんなことしていてこんな事言うのは違うかもしれないけど､､俺A姉ちゃんと仲良くなりたいんだ､､。」

『出ていかないでいいんですか…?仲良く…知ってるかもしれませんが私は人が怖くて人を信じられない臆病者です。そんな私でも仲良くしてくれるんですか？』

きり丸「出ていかないで!仲良くなりたい!いつか信じてくれるの待ってるからA姉ちゃんの事､､俺にも敬語は無しでいいから!」
『うん分かった。』
雷蔵「良かった､､ところでなんであの時逃げたの?」

『私記憶が無いことや親の事言うつもり無かったの。元の世界でもその事でからかわれたりネタにされたりしててもう絶対に誰にも言わないって決めたの。雷蔵君達はそんな事しないって思ってるけど怖くて…ごめんね。』

雷蔵「そんな事が…」
きり丸「……!」
『お願いこの事は誰にも言わないで欲しい…あの時聞いてた三郎君や図書委員会の皆さんにも話してて､､お願いします。』
雷蔵「…うん言わないよ。約束する」
きり丸「俺も!」

『ありがとう…』