私が幸せになるまでの物語 (ページ27)

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25話目の段ページ27

数馬君に背中を押され強制的に保健室に入らされて数馬君を恨めしそうに見ていると声をかけられた。

新野先生「天女様ではないですか、どうされました？」

数馬「Aさん右手首痛めてるのに隠して食堂のおばちゃんの手伝いしてたんです。こんなに腫れてるのに大丈夫とか言って逃げようとしてたので無理やり連れてきました」

伊作「数馬よく連れて来てくれたね！さてAさん何をしたらこんなに腫れたんですか？どうして隠してたんですか？ん?」
【ひぃ…!伊作さんからドス黒い雰囲気が出てる､､】
「綾部喜八郎くんの落とし穴に落ちた時痛めました､､」

新野先生「こらこら伊作君怖がってますよ。あ、私は新野と言います。」
伊作「落とし穴!?あ､すいませんAさん､､とりあえず自己紹介しますね僕は六年は組の善法寺伊作です。ほら皆も」

乱太郎「私は1年は組の猪名寺乱太郎です…」
伏木蔵「僕は1年ろ組の鶴町伏木蔵です…｣
左近「嫌…なんで天女なんか名前言わなきゃいけないんだ!馴れ馴れしくしないといけないんだ、おいお前出ていけよ！どうせお前も今までの天女と同じで学園壊すんだろ！お前なんか嫌いだ!天女なんか治療しないぞ！僕たち下級生をまた殴るのか！？」

そう言って左近君は手裏剣を打ってきた。
手裏剣は私の頬を掠め柱に刺さった。

伊作「こら左近何してんだ!」
左近「あ、、ごめんなさい…殴らないで､､!」

『いいですよ、左近さんの言う通りです。せっかく平和になったのに私たちが来てしまったから…悪いのは私達です。
それに殴るなんてしません。先程数馬君達から下級生がされてきた事聞きました､怖かったんですよね?大丈夫です、私はそんな事しません。』

左近「……嘘だろ?｣
『嘘じゃありません。信じられないなら何をしたら信じてくれますか？』

左近「じゃさっきの手裏剣で自分を傷つけてみてくださいよそうしたら信じてあげます。乱太郎や伏木蔵もそれでいいか?」

乱太郎、伏木蔵「え？はい､､」

伊作、数馬「左近何言って､､!ってAさん何しようとしてるんですか！？やめてください!」

数馬君達が止めるが手裏剣を柱から取り、左腕の肘から手首付近まで手裏剣で切る。切った傷口から血が出てくるが気にせず左近君に向き合う。

『っ、、これで信じてくれますか…?』

左近「え､僕本当にするなんて思ってなくて､､」
伊作「何してんですか！とりあえず治療しますよAさん!左近も手伝って!」

左近「はい､､」