私が幸せになるまでの物語 (ページ16)

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14話目の段ページ16

その後はシナ先生としばらく話してからお風呂から上がり仕事がまだあるというシナ先生と別れ部屋に戻ってくるとある忍たまが部屋の前に居た。

【…あれは六年の立花仙蔵…?なんでいるの…?】

仙蔵「こんばんは天女様…ふ、なんで居るの?って顔ですね。」

『……なんの用でしょうか…｡』

仙蔵「そんな怖がらないでください。この部屋で使っていた布団が使える状態じゃなかったのでヘムヘムに頼まれて新しい布団を持ってきただけですよ天女様。」

『そうですか､､あと天女様って呼ばないでください。庵で聞いていたくせにわざとですか…?布団置いて早く帰ってください。』

仙蔵「ふ､､あはは、本当お前変わってるな。末崎みたいに媚び売らないし、人を怖がってるって本当だったんだな。」

『何が言いたいんですか？私はあなたと一刻も早く離れたいんですが。布団はありがとうございました、ではさようなら』

そう言って布団を奪い部屋に入ろうとすると腕を掴まれた。

仙蔵「待ってください。まだご飯食べてないですよね?食堂まで一緒に行きませんか？」

【ご飯か､､｡元の世界では2日に1回食べれたらいい方だったから…食堂のおばちゃんのご飯は気になるけど…食堂なんて人いっぱいいるじゃん】

『いえ、結構です。姫華さんでも誘えばいいんじゃないですか？どうせ誘ったら喜んで着いて行くとでも思ってたんですよね。』

私がそう言うと立花仙蔵の顔が一瞬歪んだ。

ー仙蔵sideー
AA天女にしては珍しく仲良くする気はないと言った女。

どうせ私たちが何かに誘えば喜んで着いてくるだろうとヘムヘムに頼まれて新しい布団を持ってきたついでに食事に誘ったが断れただと…? しかも天女様とわざと呼べば嫌な顔して呼ぶなとか言う。

『もう用ないならいいですか?ご飯は食べないです、早く帰ってください。』

仙蔵「しかし昼も食べてないですよね?もたないのでは?」

『食欲無いんです。それに2.3日食べなくても生きていけます。では失礼します』

そうゆうとAは部屋に入り襖を閉めた。
初めてだ、あんなに拒否されたのは今までの天女は私の誘いを断わる事は無かった。

ふ、今までの天女と全然違うじゃないか。
なんか警戒してたのが馬鹿みたいだな

ー仙蔵side終わりー

【本当はお腹空いてる…でも食堂に行ったら絶対人いるよね…明日から手伝いだけど大丈夫かな…｡】

『今日はもう寝よ、、』