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…軍に……入りたいか、入りたくないか…か
『…私は……私は、この国に入った時に驚きました』
グル「ほう、何に？」
『笑顔に…です。
国民が皆笑っていて、犯罪が起きてもすぐに対処出来る軍の素早さ。売っている物は安くて新鮮で、味もしっかりと感じられます。
こんなに素晴らしい国に訪れたのは初めてです。
この国は立地も良いですし、この国で暮らせば、私の仕事も捗るでしょう』
トン「そんなら、軍に入るんか？」
トントン殿にそう聞かれるが、俺の答えはもう決まっている。
『…いいえ、私は、この軍には入りません』
部屋にいた者が皆驚き、部屋の中は妙に煩くなった。
ロボ「なんでや。あんなに賞賛してくれたやん！」
ゾム「んー…俺も納得いかんなぁ。あんなに褒めてた国に居たくないってどういうことなんや？」
『…私はただの万事屋です。その商品の1つとして情報を売っているだけ……
情報を売ることが専門なワケではありません』
事実、俺は《万事屋》として自分の店を建て、万事屋としてきちんと商品を売っている。
しかし、情報を売るのは普通の商品を売るよりも言い値が付く。
だから情報を売っていたら、いつの間にか《情報屋》なんて大層な名前で呼ばれ始め、それが馴染んだだけ。
俺はただの万事屋を営む貧しい男で、それ以上にはならない。
『私は、今の暮らしに満足しています。収益はありますし、私1人なので、とても気楽です。
それに、店のこともあります。私がここで暮らすことになれば、あの店をどうするか、ということになりますし、この件は、お断りさせていただきます』
そこまで言うと納得したようで…
グル「…そうか、わかった。じゃ、今回は諦めよう」
と、あっさりと返した。
『ご理解頂き、感謝します。
では、私の仕事は終わりましたので、早急にこの国を去ります。失礼します』
グル「ああ、報酬はあとで部下に届けさせよう。
門まで案内させようか？」
『いえ、道は覚えていますので、心配には及びません。
重ね重ね、ありがとうございます』
俺はお辞儀をして部屋から出た。
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LIFE(プロフ) - 遥さん» ………あー(やっと気づいた)成程です。ご指摘ありがとうございます！ (2019年7月23日 1時) (
レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - LIFEさん» 二次創作であるため、ご本人様の目につかないようにするためです。 (2019年7月23日 1時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 遥さん» 検索避け……ですか？えと……Blと間違われないようにする為にですか？ (2019年7月23日 1時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 検索避けした方がいいですよ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 470ec9ab18 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 弱々しい勇者さん» わわわ……ありがとうございます！「こうしたい！」というのはあるのですが、中々どうして自分の脳みそが追いつかなくてですね--; 頑張って……2日に1回は更新したいですな← (2019年7月21日 16時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年5月29日 22時
