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＊夢主視点＊
目を覚ました少年に熱が無いこと、痛みが無いことを確認し、少年の方に目を向けると、少年は僕をじっと見ていた。
『(………僕を観察してるのか？)』
僕はバツが悪くて視線を少し下にズラした。すると、布団をｷﾞｭｯと握っている少年の手が見えた。
その手は震えていて、瞳は潤んでいた。
『(…………この子…)』
僕はそっとその手に自分の右手を重ねた。
子供「……!!!?」
『大丈夫だ。少年。ここは森。私の領域だ。まだ出会ったばかりで私を信用することは出来ないだろう。
…………でも、、、君がいいのなら、何故、君のような15に満たない子供が、あんな大怪我をしていたのか……』
そこまで言ったところで、少年の肩は震え、額は冷や汗で濡れていた。
『………(ｷﾞｭｯ……』
子供「………!!」
僕は少年をゆっくり、優しく抱きしめた。
…………かつて、セレナさんが僕にやってくれたように……。
『……すまない。目が覚めたら知らない部屋にいて混乱しているのに、君の傷を掘り返すようなことを言ってしまって………』
そう言って、僕は少年から離れ、少年の目線に合わせるように屈んだ。
『………君の身体についていた傷は、私が全て塞いでおいたから、
帰りたくなったら、いつでもウチに帰るといい』
僕がドアノブに手をかけた時……
子供「ま、、、、待って!!」
少年が、僕を呼び止めた。
『………？』
子供「は、、話す………よ。」
『(………)…そうか。………ありがとう。少年。
では、聞かせて頂けるかな？』
僕は、ベッドの近くの椅子に腰かけ、少年が話すのを待った。
子供「……………実は＿＿＿＿＿」
＊子供視点＊
俺は、この人に話した。
実の母親から虐待を受けていること。
今まではどれだけ身体を痛めつけられても我慢していたが、あの日、とうとう首を絞められ、殺されると思い、必死に逃げてきたこと。
この人は何故それがわかったのか、俺は何故この人に話そうと思ったのかはわからない…
………でも、赤の他人の俺のことを気づかってくれて、手を握ってくれて、抱きしめてくれて……
………この人なら、俺のことを助けてくれるんじゃないか、、って思ったんや。
子供「……これが、、俺が、大怪我していた理由………です」
刹那、身体が温かい何かに包まれた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
低浮上人さん、コメントありがとうございます!
返信の仕方が解らないのでここでお礼を。頑張ります
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ルヤン - この作品めっっちゃ好きです！ありそうでなさそうなタイプでとても面白し夢主ちゃんの性格とか設定も全てが大好きです！！ (2022年12月3日 12時) (
レス) @page13 id: 3ea84b7f36 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - 黒月（ﾌﾞﾗｯｸﾑｰﾝ）さん» コメントありがとうございます！面白い………(*-`ω´-)９ ﾖｯｼｬｧ!!これからはもっとギャグが増えます← (2019年4月13日 11時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
黒月（ﾌﾞﾗｯｸﾑｰﾝ）(プロフ) - おもしろーい＼(^o^)／わーいわーいわーいわーいわーいわーいわーいわーいわーい、はい。グルさん笑ってるとこ一緒になって笑ってましたわ (2019年4月13日 11時) (レス) id: 75155c2af0 (このIDを非表示/違反報告)
LIFE(プロフ) - キラリ＆キララさん» あ、ありがとうございます！すごくわかりやすいです。私のような新参者にこんなに丁寧にしてくださり、感謝の言葉しかないです！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: ac1248da02 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ＆キララ(プロフ) - 流れ的には、続編となる作品を作る→前作となる作品の編集画面に行く→下の方にある続編へのリンクにURLを書く(各部分をタップすれば自分が作った作品とかが選択できる)→(地球みたいなのをタップして)確認後、保存という流れだったと思います。間違ってたらすみません (2019年4月10日 18時) (レス) id: 39ab728f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIFE | 作成日時：2019年3月26日 14時
