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8話 ページ9

黒視点

ガラガラっと教室の扉を開け

席に座った。

姉ちゃんが居ない空間に来てしまった。…もう生きる意味が無いような気がする。

「よっ。黒〜!」

誰だっけ?こいつ。

黒「おはよう。」

まあ。素っ気ない返事すればどっか行くだろ。

「アンタにすげー美人な姉ちゃん居るんだって!?紹介してくれよ。」

は??お前が姉ちゃんと近付こうなんて100年早いんだよ。出直しやがれ。

黒「…」

「なあ。無視は辞めてくれよ〜…あそこに居るグループもさ、アンタの姉ちゃんと付き合いたくてしゃあねーんだよ…」

だからなに。姉ちゃんは俺のモンなんだけど。

黒「…」

「ふうん…まあいいや。」

そう言うとそいつは何処かに散った。

ったく、これだから虫は嫌だ。

汚ねーし、俺の姉ちゃんに近付こうとする。

生きる価値も無い…

そんな事を考えて、しばらくするとホームルームが始まって、

退屈な授業も終わった。

…さっさと姉ちゃんの所に行こう

俺は姉ちゃんのクラスへ駆け出した。

黒「居た…」

よく見ると、友達と話している。

…ん。お弁当忘れたのか。

売店に姉ちゃんが走って行った。

ちゃんと買えるかな?俺が見てあげなきゃ。

俺が売店に着いた時には、姉ちゃんは苺のジャムパンを買い終えていた。

うん。俺が居なくてもちゃんと出来たね。

褒めてあげなきゃ。

っと、姉ちゃんは教室で苺のジャムパンを食べ始めた。大きな口で食べるもんだから、口にジャムが付く。

ああ。可愛いなあ…。

ん。もうそろそろ時間だ。

クラスに戻ろ。

最後に俺は姉ちゃんが笑っている所を撮り、写真に収めた。

そしてまた、退屈な授業が始まる。

黒「いたっ…」

なにやら紙が飛んで来た。

嫌がらせだろうか。

まあ…あの虫共の事だから、どうでもいいな。

そして数時間後、下らない授業も幕を閉じた。

姉ちゃんと帰る為、姉ちゃんを探す。

あ。居たっ。

黒「ねーちゃー…」

え?あれ?

あの今朝の男と姉ちゃんが話して帰っている。

あれは姉ちゃんだ。

あいつは虫だ。

…姉ちゃんと虫が話すなんて、認められない

いくら無理矢理とは言え、虫と帰る姉ちゃんは悪い子だ。








あーあ。家に帰って来たらお仕置きだな

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設定タグ:ヤンデレ , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛
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ねね - オレンジさん» コメントありがとうございます!!これからも更新させて頂きますので、何卒よろしくお願い致します。 (2019年8月30日 9時) (レス) id: b2776cce7a (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - ドキドキして続きが気になります。男子のキャラも好きだけどヒロインも鈍感で可愛いですね!応援してます! (2019年8月19日 20時) (レス) id: 26544837df (このIDを非表示/違反報告)
ねね - lkwistervenさん» ヤンデレ要素では無く最初はシスコンでしたか、、、、すいません!コメントありがとうございます。 (2019年8月6日 18時) (レス) id: 2e9474cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - maiさん» コメントありがとうございます!引き続き更新させて頂きますので、何卒よろしくお願い致します (2019年8月6日 18時) (レス) id: 2e9474cc61 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - ごめんヤンデレが付いてなくてちょっと最初の所だけ見たら弟君がシスコンだよ!ハハッ (2019年8月6日 14時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねね | 作成日時:2019年7月25日 19時

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