第３３話 青龍･シンア ページ34
A「やっぱり、青龍の里はこうなったのね…」
予想はしていたけど現実になると悲しい
青龍「……」
一向に喋ろうとしない青龍は私のことをじっと見つめている
何の意味があるのかはわからないけど…
シャイン「青龍！A様のこと見てんじゃねー!!」
騒ぐシャインはチダイに羽交い締めにされている
離すと何しでかすか…
A「はぁ…青龍、私と約束しましょう」
青龍「………やく…そく？」
A「これから緋龍王がくる…そして悪いことが起きるわ。その時、助けてあげて欲しいの」
青龍は静かに私の話を聞いている
表情も変えずただ黙って…
A「貴方のこの優しさが伝わるわ
そして貴方が生まれた意味を教えてくれるはず」
青龍「いみ……」
悩むように呟くと思い出したように面を被ろうとする
私はその手を止めた
A「私たちの前ではその面はいらないわ
そのままの貴方でいなさい」
その方がカッコイイわよ、と付け足して笑ってみると青龍もつられて微笑んでくれた
A「それにしても…先代の青龍は狂犬みたいだったのに貴方は何というか貧弱そうね」
じーと青龍の骨格をみるが前とは似ても似つかない
青龍は優しい人なんだと思う
シャイン「ふっ」
チダイ「確かに…アオでしたっけ？
あいつは人間のことほんと嫌ってましたよね」
A「アオ」
「プキュー」
先代の名前を呼ぶとさっきの頬袋パンパンのリスが擦り寄ってくる
A「貴方のお名前なのね」
頭を撫でるとまたプキューと鳴いた
A「そういえば貴方の名前は？」
青龍「………？」
名前…ないんだ
でも、これはヨナのつとめね
A「安心して！
きっとヨナが素敵な名前をつけてくれるわ」
私がそう言うと困ったような顔をし、首を横に振って手を握ってきた
青龍「……A…に、つけて欲しい…」
シャイン「なっ！」
あらら…随分と気に入られてしまった…
これは私の役目じゃないんだけど…
青龍「…(ｼｭﾝ)」
A「わ、わかったわ！」
これで断ったらなんか悪いことした気になりそうだし
青龍、手を離してくれそうもないし…
A「そうね…貴方の瞳の色、それに全てを包み込んでくれそうな優しさからとって…」
A「�爛轡鵐↓瓩任匹Δ�しら？」
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (
レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです！更新頑張ってください！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです！！更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！がんばってください！(( o(｀･ω･ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません！レス返すの遅くなってしまいました…！ 面白いと言って頂けて感激です！これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百龍 | 作成日時：2015年10月20日 16時
