第13話 何者 ページ14
ユン「__あんた達の名前も教えてほしいな」
A「私の名前はAよ、私の周りにいるのが従者…まぁ、幼馴染みに近いけど」
チラッと横を見ると嬉しそうな従者達
…事実、幼い時に会ったから嘘ではない
A「ほら、皆も名乗りなさい」
促すと渋々、自己紹介していく4人…嫌なのはわかったから殺気だすのは辞めてほしい
ユン「Aは従者もつくらい偉いんでしょ?
何でこんなところにいるの?」
自己紹介が終わり暫くの沈黙が続いた後、ユンがそう切り出してきた
何で…って言われても困る…
A「…それは、後でで良いかしら?
先にハクの治療をしたいの…」
私がそういうとユンを目を白黒させ、何とも言えない表情をした
ユン「…ざ、残念だけど手は尽くしたよ?」
…そういうこと
A「そうね。人の出来ることはここまで」
ユン「へ?」
A「こんな時の為に、私みたいな存在が必要ってことよ…まぁ見ていればわかること」
そういいながらそっとボロボロのハクの体に手をおいた
ウィン「おやめ下さい!!A様!」
シャイン「A様!」
ウィンとシャインが手を伸ばし、私に触れようとしたその瞬間__
バチッ
電気が流れたようにその手を弾く
シャイン・ウィン「っ!」
A「__結界よ」
A「ごめんなさい、ハクには…生きていてほしいの…」
そういえば、ウィンとシャインの前では“これ”を使ったことあったっけ
懐かしい記憶と共に体に痛みが伝ってくる
シャイン「A様!!」
シャインは結界が貼ってあるというのに手を伸ばしてくる
皮膚が焼きただれ、見るのも耐えられないものだった
結界を緩め、触れられないバリアのようにした
ドンドンっと叩いてくる4人
もってあと…15秒かしら
ギリギリ、終わるかな…?
術に集中し、ハクの体をみる
見た目、服以外は綺麗になっていた
徐々に意識が途切れていくのを感じる
シャイン「A様!」
バキッと壊れる音がし、結界が破れたのを感じた
それと同時にふわりと体に触れる2つの腕
ハク・シャイン「A/様!!」
良かった…動けるくらいになったんだ
そんなことを考えているうちに意識が途切れていった
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セレーナ - 続きを書いてほしいわ^ - ^できたら更新停止を外して更新頑張って (2019年5月7日 21時) (レス) id: 60c907fcf4 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 早く、続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2018年5月26日 21時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - キャラクターなど、能力とか工夫されていてとても面白いです!!更新頑張ってください!!続き楽しみにしてます!!がんばってください!(( o(`・ω・ ´)o )) (2017年9月25日 17時) (レス) id: 7dd6445912 (このIDを非表示/違反報告)
百龍(プロフ) - 結葵乃さん» 申し訳ございません!レス返すの遅くなってしまいました…! 面白いと言って頂けて感激です!これからもよろしくお願い致します!! (2016年7月19日 17時) (レス) id: b5156c55ad (このIDを非表示/違反報告)
結葵乃(プロフ) - この小説がおもしろくていつも楽しみにしてます頑張ってください (2016年7月15日 20時) (レス) id: fe87636d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百龍 | 作成日時:2015年10月20日 16時