【暗殺教室】貴方が私の生きる意味【赤羽業】 (ページ4)

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理事長の時間2時間目ページ4

「まあいい。ここまで君がやるとは思わなかったよ。
　それに敬意を表し、君をE組行きとしようか。
　赤羽君の停学が解けたら、一緒にE組に向かうと良い。」

ふ、と笑った理事長先生に私は頭を下げた。

『ありがとうございます、理事長先生。』
「まあ、いつでも戻っておいで。」
『カルマが戻らない限り、それはあり得ませんので。』

私はそれだけ言って理事長室を後にし、家へすぐさま戻った。
それからカルマの部屋の扉を叩き、無理やり部屋に押し入る。

ゲームをしていたカルマは突然入ってきた私に驚いたようだった。

「どうしたのさ、A。」
『どうもこうもないわ。…どうしてE組行きになったことを言ってくれなかったの。』
「あー…」

ゲームの手を止めてカルマは気まずそうに眼をそらす。

「…そ、それよりさ。Aは今日新学期だったわけでしょ？何組になったわけ？」
『A組になった。でも安心して、カルマ。理事長に交渉して私もカルマと一緒。』

ドヤ顔でそう言った私にカルマはポカンと口を開けて、私の肩を掴んで揺さぶった。

「は!?なにやってんだよ、E組がどういう対象かわかってるだろ？」
『うん。でも、私はカルマと一緒にいるから。』

そう言い切った私に、カルマはため息をつく。

「まあ、Aが良いならそれでいいんだけどさ…」
『私はカルマと一緒にいると決めた。カルマは私が守るから。』
「俺はAに守られるほど弱くないよ。」

苦笑いのカルマ。

まあ確かに、カルマは強い。でも、心配なのだ。
赤羽夫妻にもカルマのことはよろしくと頼まれているし。

それに私は…カルマを失えば、今度こそ只の人形になり果てるだろう。