【暗殺教室】貴方が私の生きる意味【赤羽業】 (ページ23)

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修学旅行の時間ページ23

朝、カルマとともに教室に入ると教室は修学旅行の話で盛り上がっていた。
…すっかり忘れていたが、そうか。修学旅行か…。

私はチラリとカルマを見た。

『カルマ、一緒の班になろう。』
「ん？わかった。よろしく。」

煮オレを飲みながら軽く了承するカルマから視線を外して渚のところへ向かう。
渚は私が話しかける前に私に気付いたようで、こちらに手を振った。

「Aさん、一緒の班にならない？」
『うん、よろしくお願いします。カルマもいい？』
「もちろん。…カルマくんもこっちにおいでよ。」

渚の声にこちらに目を向けてカルマが歩み寄ってきて、紙を覗き込んだ。

「メンツは渚くんと茅野ちゃんと杉野とAと俺？」
「あ、奥田さんも誘った!!」
茅野カエデが奥田愛美の肩を掴んでこちらへ連れてくる。

『後1人はどうするの。もう1人班編成には必要。』
私が静かにそう言えば、杉野友人が待ってましたと言わんばかりに手を挙げた。

「へへっ、前もってこの時のために誘ってたんだ。
　クラスのマドンナ、神崎さんでどうでしょう!!」

おおー、と歓声がわく。
神崎有希子。
このクラスで1，2を争う美少女で皆に優しく、クラスの人気者だ。
私も悪い印象は持っていないし、うまくやれそうな相手である。

ちなみに男子からの人気はこのクラスぶっちぎりである。
この間、殺せんせー達が何か騒いでいたようだが無視し、私はカルマに向きなおった。

『楽しみだね、修学旅行。』
「うん。修学旅行でも暗殺かー。なんか、楽しくなりそ。」
『そうだね…何かに巻き込まれなきゃいいけど。』

私はのちに、この時のことを思い出して頭を抱えることになる。
これはフラグであった、と。