ＬＡＳＴ【リヴァイ】【進撃】 (ページ27)

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27話発表ページ27

リヴァイＳＩＤＥ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

号外として婚約が知れ渡ってしまったので
堪忍して団員には発表することを決めた

予想だがおそらく
一昨日プロポーズをした酒場に
偶然か知らないが新聞社の者でもいたんだろう

それで次の日の昼には号外として出回っていた
なんてことだと思う

俺としては
突然のプロポーズで彼女を驚かせてしまった
ということもあり、
これからは話し合って二人で少しずつ準備していけたら、
なんて思ってたんだが

これがそうもいかないらしい

もう大半の団員の耳にも入っているらしく

結局昨日にもナナバのほかにも
何人か詰め寄ってきた奴もいて
大体は適当なことを言って追い返したんだが

その中には俺の班の奴らもいて
Aが、彼らには先に伝えておこうと言うので
部屋に入れた

「そういう訳で、俺たちは結婚する」

『どうか、祝福してくれると嬉しいんだけど』

「もちろんです！おめでとうございます」
と口々に言ってくれて、
Aも安心したように笑っていた

「良かったなA」

『うん嬉しい、みんな本当にありがとう』

昨日までの何か背負って気負ったような顔は
すっかり消えてなくなっていた

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＿＿翌日＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

エルヴィンの計らいで発表の場が設けられた

エルヴィンは異様なほど俺たちの結婚に乗り気で
今だってこの場の端で微笑んでいる

すぐ隣にはAがいて
少し緊張して照れているようだった

俺がこの場に立ってから
そもそも周りは知っていたようでざわついていたが
「俺とAは結婚することになった」

そう口に出したあと、
想像していたより盛大がすぎる拍手が起こり、
俺たちは面食らったように顔を見合わせた

それから
色んな奴に絡まれて中々身動きが取れなかったものの
なんとか部屋に戻ってきた

「驚いた、あんなに祝福されるなんて」

『私もだよ、結婚ってこんなにめでたいことなんだね』

「らしいな、とにかく悪いもんじゃないらしい」

『...うん、よかった』

また目を潤ませるAにハンカチを渡す

「急に涙もろくなったな」

『人前では、泣かないようにするから
...バカにされるものね、だから女はって』

鼻をすすってから寂しそうに、そう言った

実はプロポーズの帰り道、彼女はこう語っていたのだ

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